震災後のリスボンの町。がれきを集め、王宮の力を借り、新しい街並みを完成しよう。そして何より、貴族には「かつら」が大事なのだ!
子供たち(幼稚園~小学生)と遊ぶのを前提に、ボードゲームの購入を検討する記事です。今回は「リズボア(Lisboa;リスボン)」。
Lisboa:Japanese rules in hand (「リズボア」日本語ルール)
★検討にあたって
以下の条件を前提に、ボードゲームを物色しています。候補となった物件について、詳細を検討します。
・遊ぶ相手は、家族(妻、娘10歳、長男7歳、次男5歳)。
・長い期間、繰り返し遊びたい。
・我が家はお金がない。本当に買う必要があるかどうか、厳選したい。
今回の候補は、「リズボア(Lisboa)」です。
★ゲーム内容の確認
以下項目について、確認を行います。
1)基本情報:プレイ人数、プレイ時間など
2)テーマ:世界観、ゲームのあらまし
3)外観:絵柄、コンポーネントなど
4)ルール:手順概要、特徴的な要素など
5)遊びやすさ:言語依存、リプレイ性など
6)入手性:価格、在庫状況など

1)基本情報
・タイトル:リスボン/リズボア・デラックスエディション
・作者:Vital Lacerda
・原題:Lisboa Deluxe Edition
・発売年:2017年
・出版社(一例):Starling Games [1]
・プレイ人数:1~4人
・プレイ時間:30分×人数
・推奨年齢:14歳以上
[1]Eagle-gryphon Games: Lisboa Deluxe Edition (Includes Upgrade Pack)
2)テーマ
・年代:1755年~1777年
・場所:ポルトガル・震災後のリスボンの町
・プレイヤーの立場:貴族
・目的:リスボンの町を復興すること。
・行うこと:
・がれきを除き、店や公共施設を建てる。
・店の物品を輸出し、資金を増やす。
・王宮を訪れ、有力者の助けを借りる。
・教会を訪れ、支援を得る。
・「かつら」をたくさん集める。
3)外観
・絵柄:パステルカラーの、カラフルで明るい絵柄。
・コンポーネント:
・ボード:メインボード1個、個人ボード4個
・カード:政策カード・法令カードなど 約160枚
・木製コマ:大臣・役人・店など 約170個
・紙製タイル:施設・土地など 約50個
・紙製チップ:商品・現金など 約190個
・その他:袋 2個
・サイズ感:箱40×32cm(特大)、共通ボード:80×40cm(推定)
4)ルール
以下、英語語版マニュアル(Eagle-gryphon Games、2017年)を参照した情報。
○基本システム
・カードによるアクション選択。
・共通ボードへの建物配置(勝利点)。
・個人ボードへのカード配置(効果の累積)。
○大まかな手順
1)ラウンド制。終了条件を満たすまで繰り返す。
2)開始プレイヤーから、時計まわりに手番をとる。
3)手番では、手札1枚を選ぶ。以下いずれかを行う。
a)カード効果を発動し、標準アクションを行う。
b)カード種類で定まるアクションを行う(効果発動なし)。
c)カードを捨て、金塊1個を得る。
4)手札を補充し、次の人の手番に移る。
5)時代1の終了条件を満たすまで繰り返す。
6)時代1が終了したら、中間決算とボード更新を行う。
7)引き続き、同様に時代2を行う。
8)終了条件を満たしたら、ゲーム終了。
○勝敗
・勝利点が高い人が勝ち。得点源には、以下がある。
1)ゲーム中の得点:輸出、建築、各種ボーナスなど。
2)中間決算時 :所有するがれき。
3)ゲーム終了時:がれき・船・店、法令カードの条件充足など。
○アクション
・標準アクション(どのカードでも可)
a)輸出:物品を船に移し、収入を得る。
b)派遣:自色役人を宮廷に移す。
c)計画:建物の計画書を取る。
d)造船:船を作る。
e)生産:自分の店から物品を得る。
f)教会:教会チップ(特殊効果)を得る。
g)忠誠:謁見チップを得る。
・カード種類によるアクション
a)開店:自分の店を建てる。
b)法令:法令カード(終了時加点)を取る。
c)施設:公共施設を建てる。
e)投資:投資カードのアクションを行う。
○特徴的な要素
・カードには、主に2種類の使い方がある。
a)個人ボードに差す:
・カード記載の永続効果を得る。
・その後、標準アクションを行える。
b)共通ボードに出す:
・カードの人物に対応する、強いアクションを行う。
・おまけで一部の標準アクションが行える。
・カード記載の永続効果は無視される。
・他プレイヤーもアクション実行の機会がある。
・共通ボードに建築して、町を復興する。
・建物を建てるときは、がれきを除く。
・建物は、自分の店と、公共施設がある。
・自分の店があると、物品を生産できる。
・公共施設があると、勝利点を得られる。
・がれきを集めると、所持できる物品数が増す。
・時代の終了条件は、以下2種類がある。
・カードの山が尽きる。
・誰かが、所定数のがれきを収集する。
・勝利点は「かつら」。当時の重要な日用品だったらしい。
5)遊びやすさ
・言語依存:
・物品には、フレーバーのみ文字記載がある。
・ルールに関連する文字記載はない。
・プレイ人数依存:
・3~4人用:同一の物品を使う。
・2人用:建物配置マス・役人マスの使用数を調整。
・リプレイ性:
・使用物品変化:
・初期計画チップはランダム配布。
・ランダム要素:
・がれきの初期配置はランダム。
・建物列の点数配分はランダム。
・政治カードの出現順はランダム。
・教会チップ・法令カード・施設タイルの出現順はランダム。
6)入手性
・日本語版:ふるりん本舗より、2023/1発売。定価22,000円。
・英語版:定価139.99ドル(Eagle-gryphon Games)。
・国内アマゾンではプレミアム価格。実売約2.3万円。
・海外Amazon.comでも品薄。実売約170ドル+送料不明。
※2021/12現在の状況。
★考察:「リズボア」の魅力と懸念点
見るからに難しそうな、複雑なレイアウトのボードに興味を持ちました。いったいどんなゲームなのか、気になります。
◎魅力を感じた点
・テーマ。震災からの復興という、前向きな目標。ゲーム進行も、がれきを除いてまず店を作り、得られた物品で資金を得て、計画書に沿って公共施設を作る、といった流れ。進むほどにボード上のがれきが減り、建物が増えていく。実際に町が復興していく様子を体験できそうだ。
・外観。カラフルでありながら落ち着いていて、しかし華やかさを感じさせる絵柄。政治系ボードゲームは暗くて地味な雰囲気のものが多い中で、きわだって目を引く存在に感じた。この物品でぜひ遊んでみたい、と感じた。
・システム。カードを出してアクションするのだが、アクション後に、どのカードを補充するかを選べる。つまり、カードを使いつつも、実際にはほぼ自由にアクションを選べる。カードの「引き」は、個人ボードで使うときだけに関係する。ところが、アクションの実行にはコストなどの縛りがあって、実際的には自由に選べるわけでもない。見たことのないシステムで、どんなプレイ感になるのか、きわめて興味深い。
・教会チップ。複雑で収入手段が限られている計画性が重視されるゲーム。しかしその中で、完全ランダムな出現順の教会チップは、種類によっては強力な永続効果をもたらす。早い段階でうまく入手できれば、楽にゲームを運べるのでは。いつもキツキツ・カツカツなゲームにならない、「お楽しみ」の要素として機能しそうだ。
◎懸念点
・システム。基本はカードを出してアクションを実行するのだが、その処理がかなり煩雑に思える。カード効果を発動するパターンでは、パターン共通処理を行ったあと、6種類のアクションに分岐する。カードに対応するアクションを行うパターンでは、パターン共通処理を行ったあと、カードごとに2種類のアクションに分岐し、その後にカードごとの所定処理、パターン共通処理と続く。かつ、他プレイヤーの割り込みが可能で、この場合はカードに基づき3種類からアクションを実行する。複雑すぎるのではないか。「悩ましさを楽しむ」を通り越して、煩雑な手続きを黙々とこなしていく作業に終始してしまう懸念がある。(実際にマニュアルを和訳しましたが、処理の流れを整理するのに苦労しました。)
・長考。アクション選択の煩雑さに加えて、各アクションには、実行のための条件が加わる。条件の中には、影響トラックの進捗、がれきの配置状況、所持している計画書の種類など、複数の条件を満たさないといけないものがある。自分が今どのアクションができるのか、できるとしてもどんな結果になるのか(例えば、どこになら建物を建てられるか)、毎回考えながら遊ばなければならない。相当の長考になることが想像される。実際にアクションをしようとしたが、途中で条件を満たせず取りやめ、なんてこともあるかもしれない。我が家のメンバーだと、永遠にゲームが終わらない可能性もありそう。
・手詰まりの可能性。各アクションの実行には、複合的な条件を満たさないといけない。計画を間違えると、どのアクションも実行できなくなる可能性がある(救済手段として、カードを捨てれば金塊(万能資源)1個を得られる)。うまくいっている人と、うまくいかない人の差が出てしまうと、楽しく快適に遊べなくなってしまうだろう。
★判定結果:「リズボア」は買うべきか?
以上を踏まえて、「リズボア」を買うべきかどうか、判定しました。
判定結果:気になる。
※ぜひ買いたい/気になる/うちには必要ない、の3段階評価。
震災からの復興という平和的なテーマ。複雑でプレイ感を想像できないシステムが興味深い。値段も高いし、あきらかに家族で遊ぶ向けではないのですが、気になってしまいます。
サマリーではない、詳細まで網羅した完全版ルールを作成しました。ゲーム中の確認にも便利なように、冗長な記述を省き再整理しました。完全日本語版が入手できなくても、これで大丈夫!(固有名詞とフレーバー記述を除き、物品の言語依存なし。)
Lisboa:Japanese rules in hand (「リズボア」日本語ルール)
※Eagle-Gryphon Gamesの2017年英語マニュアルの和訳に沿っています。
※プレイヤーエイドに記載がある、教会タイル・法令カード等の効果一覧もカバーしています。
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子供たち(幼稚園~小学生)と遊ぶのを前提に、ボードゲームの購入を検討する記事です。今回は「リズボア(Lisboa;リスボン)」。
★日本語版ルールを作成しました。BGGに格納★
Lisboa:Japanese rules in hand (「リズボア」日本語ルール)
★検討にあたって
以下の条件を前提に、ボードゲームを物色しています。候補となった物件について、詳細を検討します。
・遊ぶ相手は、家族(妻、娘10歳、長男7歳、次男5歳)。
・長い期間、繰り返し遊びたい。
・我が家はお金がない。本当に買う必要があるかどうか、厳選したい。
今回の候補は、「リズボア(Lisboa)」です。
★ゲーム内容の確認
以下項目について、確認を行います。
1)基本情報:プレイ人数、プレイ時間など
2)テーマ:世界観、ゲームのあらまし
3)外観:絵柄、コンポーネントなど
4)ルール:手順概要、特徴的な要素など
5)遊びやすさ:言語依存、リプレイ性など
6)入手性:価格、在庫状況など

1)基本情報
・タイトル:リスボン/リズボア・デラックスエディション
・作者:Vital Lacerda
・原題:Lisboa Deluxe Edition
・発売年:2017年
・出版社(一例):Starling Games [1]
・プレイ人数:1~4人
・プレイ時間:30分×人数
・推奨年齢:14歳以上
[1]Eagle-gryphon Games: Lisboa Deluxe Edition (Includes Upgrade Pack)
2)テーマ
・年代:1755年~1777年
・場所:ポルトガル・震災後のリスボンの町
・プレイヤーの立場:貴族
・目的:リスボンの町を復興すること。
・行うこと:
・がれきを除き、店や公共施設を建てる。
・店の物品を輸出し、資金を増やす。
・王宮を訪れ、有力者の助けを借りる。
・教会を訪れ、支援を得る。
・「かつら」をたくさん集める。
3)外観
・絵柄:パステルカラーの、カラフルで明るい絵柄。
・コンポーネント:
・ボード:メインボード1個、個人ボード4個
・カード:政策カード・法令カードなど 約160枚
・木製コマ:大臣・役人・店など 約170個
・紙製タイル:施設・土地など 約50個
・紙製チップ:商品・現金など 約190個
・その他:袋 2個
・サイズ感:箱40×32cm(特大)、共通ボード:80×40cm(推定)
4)ルール
以下、英語語版マニュアル(Eagle-gryphon Games、2017年)を参照した情報。
○基本システム
・カードによるアクション選択。
・共通ボードへの建物配置(勝利点)。
・個人ボードへのカード配置(効果の累積)。
○大まかな手順
1)ラウンド制。終了条件を満たすまで繰り返す。
2)開始プレイヤーから、時計まわりに手番をとる。
3)手番では、手札1枚を選ぶ。以下いずれかを行う。
a)カード効果を発動し、標準アクションを行う。
b)カード種類で定まるアクションを行う(効果発動なし)。
c)カードを捨て、金塊1個を得る。
4)手札を補充し、次の人の手番に移る。
5)時代1の終了条件を満たすまで繰り返す。
6)時代1が終了したら、中間決算とボード更新を行う。
7)引き続き、同様に時代2を行う。
8)終了条件を満たしたら、ゲーム終了。
○勝敗
・勝利点が高い人が勝ち。得点源には、以下がある。
1)ゲーム中の得点:輸出、建築、各種ボーナスなど。
2)中間決算時 :所有するがれき。
3)ゲーム終了時:がれき・船・店、法令カードの条件充足など。
○アクション
・標準アクション(どのカードでも可)
a)輸出:物品を船に移し、収入を得る。
b)派遣:自色役人を宮廷に移す。
c)計画:建物の計画書を取る。
d)造船:船を作る。
e)生産:自分の店から物品を得る。
f)教会:教会チップ(特殊効果)を得る。
g)忠誠:謁見チップを得る。
・カード種類によるアクション
a)開店:自分の店を建てる。
b)法令:法令カード(終了時加点)を取る。
c)施設:公共施設を建てる。
e)投資:投資カードのアクションを行う。
○特徴的な要素
・カードには、主に2種類の使い方がある。
a)個人ボードに差す:
・カード記載の永続効果を得る。
・その後、標準アクションを行える。
b)共通ボードに出す:
・カードの人物に対応する、強いアクションを行う。
・おまけで一部の標準アクションが行える。
・カード記載の永続効果は無視される。
・他プレイヤーもアクション実行の機会がある。
・共通ボードに建築して、町を復興する。
・建物を建てるときは、がれきを除く。
・建物は、自分の店と、公共施設がある。
・自分の店があると、物品を生産できる。
・公共施設があると、勝利点を得られる。
・がれきを集めると、所持できる物品数が増す。
・時代の終了条件は、以下2種類がある。
・カードの山が尽きる。
・誰かが、所定数のがれきを収集する。
・勝利点は「かつら」。当時の重要な日用品だったらしい。
5)遊びやすさ
・言語依存:
・物品には、フレーバーのみ文字記載がある。
・ルールに関連する文字記載はない。
・プレイ人数依存:
・3~4人用:同一の物品を使う。
・2人用:建物配置マス・役人マスの使用数を調整。
・リプレイ性:
・使用物品変化:
・初期計画チップはランダム配布。
・ランダム要素:
・がれきの初期配置はランダム。
・建物列の点数配分はランダム。
・政治カードの出現順はランダム。
・教会チップ・法令カード・施設タイルの出現順はランダム。
6)入手性
・日本語版:ふるりん本舗より、2023/1発売。定価22,000円。
・英語版:定価139.99ドル(Eagle-gryphon Games)。
・国内アマゾンではプレミアム価格。実売約2.3万円。
・海外Amazon.comでも品薄。実売約170ドル+送料不明。
※2021/12現在の状況。
★考察:「リズボア」の魅力と懸念点
見るからに難しそうな、複雑なレイアウトのボードに興味を持ちました。いったいどんなゲームなのか、気になります。
◎魅力を感じた点
・テーマ。震災からの復興という、前向きな目標。ゲーム進行も、がれきを除いてまず店を作り、得られた物品で資金を得て、計画書に沿って公共施設を作る、といった流れ。進むほどにボード上のがれきが減り、建物が増えていく。実際に町が復興していく様子を体験できそうだ。
・外観。カラフルでありながら落ち着いていて、しかし華やかさを感じさせる絵柄。政治系ボードゲームは暗くて地味な雰囲気のものが多い中で、きわだって目を引く存在に感じた。この物品でぜひ遊んでみたい、と感じた。
・システム。カードを出してアクションするのだが、アクション後に、どのカードを補充するかを選べる。つまり、カードを使いつつも、実際にはほぼ自由にアクションを選べる。カードの「引き」は、個人ボードで使うときだけに関係する。ところが、アクションの実行にはコストなどの縛りがあって、実際的には自由に選べるわけでもない。見たことのないシステムで、どんなプレイ感になるのか、きわめて興味深い。
・教会チップ。複雑で収入手段が限られている計画性が重視されるゲーム。しかしその中で、完全ランダムな出現順の教会チップは、種類によっては強力な永続効果をもたらす。早い段階でうまく入手できれば、楽にゲームを運べるのでは。いつもキツキツ・カツカツなゲームにならない、「お楽しみ」の要素として機能しそうだ。
◎懸念点
・システム。基本はカードを出してアクションを実行するのだが、その処理がかなり煩雑に思える。カード効果を発動するパターンでは、パターン共通処理を行ったあと、6種類のアクションに分岐する。カードに対応するアクションを行うパターンでは、パターン共通処理を行ったあと、カードごとに2種類のアクションに分岐し、その後にカードごとの所定処理、パターン共通処理と続く。かつ、他プレイヤーの割り込みが可能で、この場合はカードに基づき3種類からアクションを実行する。複雑すぎるのではないか。「悩ましさを楽しむ」を通り越して、煩雑な手続きを黙々とこなしていく作業に終始してしまう懸念がある。(実際にマニュアルを和訳しましたが、処理の流れを整理するのに苦労しました。)
・長考。アクション選択の煩雑さに加えて、各アクションには、実行のための条件が加わる。条件の中には、影響トラックの進捗、がれきの配置状況、所持している計画書の種類など、複数の条件を満たさないといけないものがある。自分が今どのアクションができるのか、できるとしてもどんな結果になるのか(例えば、どこになら建物を建てられるか)、毎回考えながら遊ばなければならない。相当の長考になることが想像される。実際にアクションをしようとしたが、途中で条件を満たせず取りやめ、なんてこともあるかもしれない。我が家のメンバーだと、永遠にゲームが終わらない可能性もありそう。
・手詰まりの可能性。各アクションの実行には、複合的な条件を満たさないといけない。計画を間違えると、どのアクションも実行できなくなる可能性がある(救済手段として、カードを捨てれば金塊(万能資源)1個を得られる)。うまくいっている人と、うまくいかない人の差が出てしまうと、楽しく快適に遊べなくなってしまうだろう。
★判定結果:「リズボア」は買うべきか?
以上を踏まえて、「リズボア」を買うべきかどうか、判定しました。
判定結果:気になる。
※ぜひ買いたい/気になる/うちには必要ない、の3段階評価。
震災からの復興という平和的なテーマ。複雑でプレイ感を想像できないシステムが興味深い。値段も高いし、あきらかに家族で遊ぶ向けではないのですが、気になってしまいます。
★日本語版ルール(PDF形式・完全版)★
サマリーではない、詳細まで網羅した完全版ルールを作成しました。ゲーム中の確認にも便利なように、冗長な記述を省き再整理しました。完全日本語版が入手できなくても、これで大丈夫!(固有名詞とフレーバー記述を除き、物品の言語依存なし。)
★BGGからダウンロードできます★
Lisboa:Japanese rules in hand (「リズボア」日本語ルール)
※Eagle-Gryphon Gamesの2017年英語マニュアルの和訳に沿っています。
※プレイヤーエイドに記載がある、教会タイル・法令カード等の効果一覧もカバーしています。
◎関連記事:ラセルダ氏著作のボードゲーム
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じじさん | URL | 2022/02/03/Thu 01:29 [編集]
![]() > じじさん
お久しぶりです。オリンパス購入、おめでとうございます。いまや全社、高級ミラーレスが主力になっていますね。 私はといえば、子供の成長とともにカメラの出番は大幅に減っています。お蔭で、すっかりボードゲームブログに移行しました。 マツジョン | URL | 2022/02/06/Sun 19:52 [編集]
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