子供と遊ぶボードゲームを物色しています。今回、2016年発売の戦略的ボードゲームを、しらみつぶしに調べました。
★ボードゲーム、どうやって選ぶ?
いわゆる「ドイツゲーム」「ユーロゲーム」と呼ばれるボードゲームを、物色しています。この種のボードゲームは、今年(2021年)に買った「アルマ・マータ」が初めてでした。

新たなボードゲームを物色していますが、いかんせん、種類が多すぎます。「BGG(Board Game Geek;ボードゲームギーク)」という海外で有名なボードゲーム情報サイトには、約13万件ものボードゲームが登録されているようです。これらのすべてから選んでいたのでは、一生を終えてしまいます。
そこで、BGGの検索機能(Advanced Search)で、以下のフィルターをかけて、新たなボードゲームを見つけようと試みました。
・リリース年:2011年~2020年を、単年ごと設定
・拡張:除く
・プレイ人数:「2~3人」を含む
・プレイ時間:30分以上
・カテゴリ:以下を除く
・Trivia, Vietnam War, Wargame, Word Game, World War I, World War II, Zombies
・メカニクス:Cooperative Game(協力ゲーム)を除く
・サブ分類:
・以下を含む:Strategy Games
・以下を除く:Abstract Games, Children's Games, Party Games, Wargames
今回は、2017年の調査結果を示します。
★2016年、調査結果はこれだ!
検索ヒットした件数は、85件でした。以下、詳細です。
◎戦略ゲームのトップ10
まず、投票数(Num Voters)が多いトップ10を、下表に示します。(「Board Game Rank」はマニア視点の順位のため、一般的な人気(ユーザ数)と直結すると思われる「Num Voters」を使いました。)
※邦題は、日本語版のタイトル、または、当方独自に命名。
◎トップ10物件の内容確認
まずは購入済みのものから。「テラフォーミング」は、場なりにカードを出していく感じでダラダラしてしまい、残念ながら我が家には不評でした。「牛を連れていくゲーム」として子供たちに人気の「GWトレイル」は、毎ラウンドの成長を感じられる、素晴らしいゲームです。
未購入のものは、ひととおり、マニュアルに目を通しています。「クランク」は購入検討済みですが、手番が煩雑(カードのマークごとに数を数え、対応するアクションのコストに当てる)で待ち時間が長そうなのと、途中脱落があるルールのために見送り。「ロレンツォ」も購入検討をして、暗く重い世界観と罰則の厳しさから楽しめそうになく、候補外としました。
「クランク」同様のデッキ構築「ミスティック」は、透明なカードを重ねて強化するシステムがユニークですが、やはりカード上のマーク数をコストに当てる仕組みが好みでありません。
陣取りは苦手分野です。「サイズ」は攻撃側にもデメリットがあるため、まずは戦わないことを考える「緩やかな陣取り」に見えます(サイズ=鎌。戦争と農作の中庸を象徴)。世界観も素晴らしいのですが、子供と遊ぶには重苦しすぎる気がします。同じく陣取りの「イニシュ」ですが、こちらは直接攻撃や直接干渉の要素が強い、本当の陣取りで、我が家には不適でしょう。
「オーディン」はワカプレのアクションスペースが多すぎ、個人ボードに置くポリオミノタイルも多すぎ、配置ルールや制約も面倒くさそうで、残念ながら不要です。同じ著者の「アグリコラ」も、アクションやカード種類の多さ、言語依存の高さ、農業というテーマへの関心がもてないことから、遊びたいと思えませんでした。
「ロールプレイ」は、共通の場から選んだサイコロを個人マットに配置して得点するシステムで、「サグラダ」を持っている我が家には不要でしょう。
以上の通り、残念ながらベスト10の中には、あらたな候補物件を発見できませんでした。
◎トップ10外の注目作は
該当85件のうち、11位以下のゲームについても、気になるものがないか、ザッと確認しました。以下に結果をまとめます。
・ルール確認済→不要:ドミニオン(改版)、ネビュラ、フィールドオブグリーン、アグリコラファミリー、
・新規候補に追加:ヴィニョスDX
「ヴィニョス」は、商業的なワイン生産がテーマらしい。複雑そうなルールと盤面に気をひかれました。テーマは我が家に合わないと思います。
新たに購入候補に加わるボードゲームに、1件を加えることができました。今後、詳細検討に進む予定です。
★まとめ:新規候補1件を追加!
2016年・戦略ボードゲーム85件から、我が家に合いそうなものがないか、物色しました。以下の結果です。
1)テラフォーミングマーズ:購入済→我が家では不評
2)グレートウエスタントレイル:購入済→素晴らしい!
3)ヴィニョス:新規候補→内容確認予定
この記事をもって、2016年~2020年の5年間分、合計401件の戦略ボードゲームお調査が完了しました。成果として、10件の新たな購入候補を加えることができました。
これから、マニュアルの確認を進めたいと思います。
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★ボードゲーム、どうやって選ぶ?
いわゆる「ドイツゲーム」「ユーロゲーム」と呼ばれるボードゲームを、物色しています。この種のボードゲームは、今年(2021年)に買った「アルマ・マータ」が初めてでした。

新たなボードゲームを物色していますが、いかんせん、種類が多すぎます。「BGG(Board Game Geek;ボードゲームギーク)」という海外で有名なボードゲーム情報サイトには、約13万件ものボードゲームが登録されているようです。これらのすべてから選んでいたのでは、一生を終えてしまいます。
そこで、BGGの検索機能(Advanced Search)で、以下のフィルターをかけて、新たなボードゲームを見つけようと試みました。
・リリース年:2011年~2020年を、単年ごと設定
・拡張:除く
・プレイ人数:「2~3人」を含む
・プレイ時間:30分以上
・カテゴリ:以下を除く
・Trivia, Vietnam War, Wargame, Word Game, World War I, World War II, Zombies
・メカニクス:Cooperative Game(協力ゲーム)を除く
・サブ分類:
・以下を含む:Strategy Games
・以下を除く:Abstract Games, Children's Games, Party Games, Wargames
今回は、2017年の調査結果を示します。
★2016年、調査結果はこれだ!
検索ヒットした件数は、85件でした。以下、詳細です。
◎戦略ゲームのトップ10
まず、投票数(Num Voters)が多いトップ10を、下表に示します。(「Board Game Rank」はマニア視点の順位のため、一般的な人気(ユーザ数)と直結すると思われる「Num Voters」を使いました。)
No. | 原題 | 邦題 | テーマ・内容 |
1 | Terraforming Mars | テラフォーミング・マーズ ★日本語版あり | ・年代:近未来 ・場所:火星 ・立場:火星開発法人の代表 ・目的:火星の地球化に寄与すること。 ・特徴:カードプレイ&カード群強化 ・時間:120分 |
2 | Scythe | サイズ・大鎌戦役 ★日本語版あり | ・年代:1920年代 ・場所:ヨーロッパ東部 ・立場:有力な国の指導者 ・目的:国の財産を増やすこと。 ・特徴:アクション選択&陣取り ・時間:90~115分 |
3 | Great Western Trail | グレート・ウエスタン・トレイル ★日本語版あり | ・年代:19世紀 ・場所:アメリカ西部 ・立場:荒野で牛を集め、都会に売る人 ・目的:事業を成功させること。 ・特徴:すごろく風ロンデル ・時間:75~150分 |
4 | Clank!: A deck-Building Adventure | クランク! ★日本語版あり | ・年代:架空の世界 ・場所:ドラゴンの洞窟 ・立場:トレジャーハンター ・目的:宝を得て脱出すること ・特徴:デッキ構築&マップ移動 ・時間:30~60分 |
5 | A Feast for Odin | オーディンの祝祭 ★日本語版あり | ・年代:バイキングの時代(10世紀頃?) ・場所:ヨーロッパ・スカンジナビア ・立場:いわゆるバイキングの一族 ・目的:価値の高い物品を集めること。 ・特徴:ワカプレ&個別タイル配置 ・時間:30~120分 |
6 | Roll Player | ロールプレイヤー ★日本語版あり | ・年代:不明 ・場所:剣と魔法の世界 ・立場:伝説の勇者の創造主 ・目的:最強の勇者を作ること。 ・特徴:サイコロ選択&個別配置 ・時間:60~90分 |
7 | Inis | イニシュ ★日本語版あり | ・年代:古代ケルト(紀元前600年頃~) ・場所:ヨーロッパ西部 ・立場:有力な氏族の長 ・目的:新天地の王になること。 ・特徴:カードプレイ&陣取り ・時間:60~90分 |
8 | Agricola (Revised Edition) | アグリコラ(改版) ★日本語版あり | ・年代:1670年頃 ・場所:ヨーロッパ中部 ・立場:農業で生計を立てる人 ・目的:生活を豊かにすること。 ・特徴:ワカプレ&個人ボード強化 ・時間:30~120分 |
9 | Lorenzo il Magnifico | ロレンツォ・イル・マニーフィコ ★日本語版あり | ・年代:15世紀・ルネサンス期 ・場所:イタリア・フィレンツェ ・立場:有力な貴族の長 ・目的:一族の名声を高めること。 ・特徴:ワカプレ&個人ボード強化 ・時間:60~120分 |
10 | Mystic Vale | ミスティック・ベール ★日本語版あり | ・年代:数千年の昔 ・場所:精霊の聖地・命の谷 ・立場:ドルイド僧 ・目的:聖地に緑を取り戻すこと。 ・特徴:個人デッキ強化 ・時間:45分 |
※邦題は、日本語版のタイトル、または、当方独自に命名。
◎トップ10物件の内容確認
まずは購入済みのものから。「テラフォーミング」は、場なりにカードを出していく感じでダラダラしてしまい、残念ながら我が家には不評でした。「牛を連れていくゲーム」として子供たちに人気の「GWトレイル」は、毎ラウンドの成長を感じられる、素晴らしいゲームです。
未購入のものは、ひととおり、マニュアルに目を通しています。「クランク」は購入検討済みですが、手番が煩雑(カードのマークごとに数を数え、対応するアクションのコストに当てる)で待ち時間が長そうなのと、途中脱落があるルールのために見送り。「ロレンツォ」も購入検討をして、暗く重い世界観と罰則の厳しさから楽しめそうになく、候補外としました。
「クランク」同様のデッキ構築「ミスティック」は、透明なカードを重ねて強化するシステムがユニークですが、やはりカード上のマーク数をコストに当てる仕組みが好みでありません。
陣取りは苦手分野です。「サイズ」は攻撃側にもデメリットがあるため、まずは戦わないことを考える「緩やかな陣取り」に見えます(サイズ=鎌。戦争と農作の中庸を象徴)。世界観も素晴らしいのですが、子供と遊ぶには重苦しすぎる気がします。同じく陣取りの「イニシュ」ですが、こちらは直接攻撃や直接干渉の要素が強い、本当の陣取りで、我が家には不適でしょう。
「オーディン」はワカプレのアクションスペースが多すぎ、個人ボードに置くポリオミノタイルも多すぎ、配置ルールや制約も面倒くさそうで、残念ながら不要です。同じ著者の「アグリコラ」も、アクションやカード種類の多さ、言語依存の高さ、農業というテーマへの関心がもてないことから、遊びたいと思えませんでした。
「ロールプレイ」は、共通の場から選んだサイコロを個人マットに配置して得点するシステムで、「サグラダ」を持っている我が家には不要でしょう。
以上の通り、残念ながらベスト10の中には、あらたな候補物件を発見できませんでした。
◎トップ10外の注目作は
該当85件のうち、11位以下のゲームについても、気になるものがないか、ザッと確認しました。以下に結果をまとめます。
・ルール確認済→不要:ドミニオン(改版)、ネビュラ、フィールドオブグリーン、アグリコラファミリー、
・新規候補に追加:ヴィニョスDX
「ヴィニョス」は、商業的なワイン生産がテーマらしい。複雑そうなルールと盤面に気をひかれました。テーマは我が家に合わないと思います。
新たに購入候補に加わるボードゲームに、1件を加えることができました。今後、詳細検討に進む予定です。
★まとめ:新規候補1件を追加!
2016年・戦略ボードゲーム85件から、我が家に合いそうなものがないか、物色しました。以下の結果です。
1)テラフォーミングマーズ:購入済→我が家では不評
2)グレートウエスタントレイル:購入済→素晴らしい!
3)ヴィニョス:新規候補→内容確認予定
この記事をもって、2016年~2020年の5年間分、合計401件の戦略ボードゲームお調査が完了しました。成果として、10件の新たな購入候補を加えることができました。
これから、マニュアルの確認を進めたいと思います。
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★子供撮りカメラ、私の作例写真集:2022年1月(オリンパスE-M10mark3+17mmF1.8)>>

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![]() シグマ社の56mmf1.4というレンズを使っています。、よく写りますね。初めての交換レンズとして最高じゃないかしら。
いままで使ったことのあるどのオリンパス純正レンズより写りイイです。費用対効果maxです。あとは17mmf1.2も欲しいですが、純正レンズってなんであんなに高いんですかねー。 じじさん | URL | 2022/02/07/Mon 01:37 [編集]
![]() 3社のカメラシステムを使って感じたことは、それぞれに長所があるということです。ソニーはボケと動画、オリンパスはレンズの小ささ、富士は肌色。でも、衝撃的なのはシグマ社製レンズのコスパかなー。もうこれからレンズは全部シグマでいいかも。好きなメーカーどこかって聞かれたらシグマって即答します。
じじさん | URL | 2022/02/10/Thu 01:20 [編集]
![]() ソニーはオートフォーカス性能も優秀でしたが、どうしても発色が好みでなかったです。写りがいいのは3社中で間違いなくソニーでしたが、写真としてはフジフイルムのほうが好みです。オリンパスはこのpen -Fが、とにかくメカニカルで触っていて楽しいです。久しぶりなので目がチカチカするくらいシャープネスが強く感じますが、あーこれがオリンパスのカメラだよね、と懐かしいです。12mm装着時のかっこよさがたまりません。
じじさん | URL | 2022/02/11/Fri 00:46 [編集]
![]() >じじさん
そうですね。カメラは写り以外の要素も重要で、いろいろな楽しみかたができるのが魅力だと思います。撮影お楽しみください。 マツジョン | URL | 2022/02/11/Fri 11:01 [編集]
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