家と子供と、今日のおじさん(仮)

2017年築の家で、妻+子供3人と過ごす記録です。ほのかに工学テイスト。


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定番ボードゲーム「カタン」。私は、初めて遊んだとき、とてもつまらない時間を過ごしました。初めて遊ぶボードゲームとしては、必ずしも適切でないと感じています。
 なぜ、楽しくなかったのか、何が足りないのか。それなら、どのゲームを買えば良いのか。考察をしました。子供を含む家族と遊ぶのが前提です。


★ボードゲームと言えば「カタン」! 本当に面白いの?
 最近、ボードゲーム(ドイツゲーム)の魅力を知り、当ブログに書くようになりました。しかし、つい最近まで、ドイツゲームの印象は、決して良いものではありませんでした。「つまらない」と思ったボードゲームには、あの有名な「カタン(Catan)」もありました。
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 しかし、今年(2021年)の2月に「アルマ・マータ(Alma Mater)」という、素晴らしいボードゲームに出会いました。この経験によって、すっかりドイツゲームの魅力に、とりつかれてしまいました。アルママータとの出会いは、→こちらの記事。その後、ボードゲーム(ドイツゲーム、ユーロゲーム)の調査・研究が、すっかり趣味になってしまいました。
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 カタンは、もちろん、現在のドイツゲームの方向性を決定づけたゲームで、世界的に人気のある定番ゲームです。ネット情報を見ると、「はじめてのボードゲーム」として、真っ先に「カタン」が紹介されています。しかし、個人的には、「カタン」は、ドイツゲームの魅力を知るための最初のゲームとしては、必ずしも適切ではない、と思っています。

 この記事では、なぜ私がカタンをつまらないと思ったのか、カタンに足りない要素が何か、考察をします。


★はじめての「カタン」は、忍耐の時間だった!
 はじめてカタンをプレイしたのは、2020年8月。家族4人(私、妻、娘9歳、長男6歳)で遊びました。コロナ禍による「ステイホーム」のために、妻がネットで購入しました。娘9歳が、「人生ゲーム」や「モノポリージュニア」などのボードゲームで熱心に遊ぶので、新しいゲームを試してみよう、と考えたようです。
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 しかし、結果的に、カタンは、まったく面白くないと感じました。このゲームでは、手番になるとサイコロを振って、その出目と同じ数字のマスに拠点があると、資源カードをもらえる、というシステムになっています。ところが、何度サイコロを振っても、自分の資源がもらえない、という状況に遭遇してしまいました。それも、何手番も続けてです。

 人生ゲームなど、私がこれまで遊んできたゲームであれば、自分の手番になれば、プラスにせよマイナスにせよ、何らかの進展が得られるはずでした。しかし、カタンでは違います。他の人の手番を、さんざん待って(自分の資源が当たらず)、いよいよ自分の番!となっても、何ももらえない! 何もアクションを起こせず、次の人にサイコロを渡すだけです。 結局、1時間強の間、家族たちが、資源カードを交換するとか、開拓を進めるとか、楽しそうに遊んでいるのを、指をくわえて見ているだけでした。


★「カタン」でボードゲームが嫌いになるかも?
 そんなわけで、初めてのカタンは、忍耐の時間でした。自分では、どうすることもできないまま、ただ待つだけの時間を過ごしました。なんてつまらないゲームなんだ! もう二度と、カタンなんて遊びたくない!と思いました。

 振り返ってみると、「つまらない」という印象を助長したのが、「サイコロ」だったと思います。サイコロ=運を連想します。自分の資源が得られなかったのは、サイコロ運が悪かったせいである、と考えてしまいます。サイコロを振って、出目の運で結果が決まる。それであれば、人生ゲームなどの「すごろく」と同じである。やはり、ボードゲームというのは、運で左右されるつくりになっていて、結局は子供に調子を合わせて、ガマンして遊ぶものなのだな、と考えてしまいました。

 実際には、カタンでは能動的な選択を行う場面も多く、運の要素と戦略の要素が絶妙にバランスされたゲームであろう、と思っています。しかし、私には、その魅力が感じられませんでした。サイコロ運で左右され、ハズレを引けば何もできない時間を過ごすゲーム。はじめてのボードゲームとしてカタンを遊んだ人には、同じような印象を持つ方も少なくないのではないでしょうか。カタンだけを遊んで、「へえ、ドイツゲームって、こんなものなんだ。私には合わないね。」と感想を持たれたのでは、本当にモッタイナイと思います。
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★「カタン」に足りないものは何か?
 カタンが合わなかった私ですが、今やボードゲームが大好きになっています。その理由は、自分に合う、魅力的な商品に出会えたからです。カタンがダメ=ボードゲームがダメ、ではないのです。

 振り返ってみると、カタンには、「ボードゲームの魅力」と私が感じる部分の、いくつかが欠けていると感じました。以下に、具体的に列挙します。

1)テーマ、見た目
 カタンは、残念ながら、物品をパッと見て、面白そうに見えない。地味な感じの外観です。子供向けの定番すごろく「人生ゲーム」であれば、カラフルなボードや起伏のあるマップ、ルーレットのギミックなど、見るからに華やかで、「遊んでみたい!」と思わせます。しかしカタンは、地味なイラストのボード、ちっちゃいカード、よく分からない形のコマなど、「本当に面白いの?」という疑念を持ったところからスタートします。始める前から、負けているのです。
 「開拓」というテーマも、身近でなく、魅力を欠きます。子供たちは、「道をつくり家を建てる」ことは理解しても、本来の開拓という内容を、理解していないのでは、と思います。私も、定住で暮らす身ですので、さっぱりピンと来ません。

 なお、我が家で素晴らしく好評な「アルマ・マータ」は、大学という「学びの場」が舞台です。優秀な先生や生徒を集めて大学を大きくする、というテーマは分かりやすく、子供たちも受け入れやすいと思います。カラフルで明るい盤面や、かわいらしい本のミニチュアも、魅力を高める要因になっています。見た目は、大事です。特に、はじめてボードゲームに触れる人にとっては、見た目がゲームの印象を決定づけることでしょう。

 はじめてボードゲームを遊ぶなら、ぜひ、「遊ぶ人たちの関心の高そうなテーマ」「遊びたくなる、楽しげな見た目」の商品を、選ぶべきだと思います。
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2)達成感、上達の感じやすさ
 カタンでの問題点として、「上達を感じにくい」ことを感じています。カタンは、誰かが10点に達したら、その場で終わり、というシステムです。このため、何度もゲームをやって、うまく作戦を組み立てられるようになっても、どんどん点数が上がっていく、ということがありません。自分よりうまい人と遊べば、いっこうに点数が向上することなく、したがって客観的に上達が示されることがないのです。これは、繰り返し遊びたいという意欲を、そいでしまうことになります。
 また、誰かが10点で終わりなので、「いよいよだ!」というところで、突然のようにゲームが終わってしまうことがあります。これでは、達成感や満足感が得にくいです。
 
 再び「アルマ・マータ」を見ます。こちらでは、自分の最終成果は、得点としてあらわされます。ゲームを遊ぶたびに、自分の得点が増えていくことで、上達を実感できるのです。上手な人と遊んで、点数で及ばなかったとしても、自己ベストを更新する喜びが味わえます。また、このアルマ・マータでは、所定ラウンドが終わるとゲーム終了となります。いつ終わるかの見通しがよいので、最後まで可能な限りの努力ができて、自分なりの達成感を得ることができます。

 カタンは、1995年に発売された、古いゲームです。最近のドイツゲームでは、各自の成果が得点(勝利点)で示されて、もっとも得点の高い人が勝ち、というルールのものが一般的です。はじめてのボードゲームであれば、自分の成果が客観的な数字で示される、「終了後の勝利点で競うゲーム」が良いと思います。他プレイヤーとの差がどれくらいか見えますし、繰り返し遊ぶことで、上達を感じやすいと思います。
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★では、どのボードゲームが良いのか?
 以上を踏まえて、家族で遊ぶ「はじめてのボードゲーム」は、どのようなものが適切なのでしょうか?

1)まずはやっぱり「人生ゲーム」!
 最初は「人生ゲーム」を遊んでおくべきだと思います(ドイツゲームではありませんが)。ボードゲームを遊ぶのであれば、1時間弱の間、集中して遊べる、というのが条件になります。これは、小さい子供にとって、必ずしも簡単なことではありません。まずは人生ゲームを遊び切れるかを試しましょう。そして、人生ゲームを遊んで、「ボードゲームは楽しいもの!」と思ってもらうことが大事です。
 なお、スポーツがどうしても苦手の人がいるように、ボードゲームがどうしてもダメな人がいると思います。人生ゲームを試してみて、どうしてもダメそうであれば、早々に諦めることも必要かもしれません。
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2)すごろくチックなゲームから試してみる?
 ここから先は、個々の「好み」しだいだと思いますので、あくまで参考まで。「テーマ」と「見た目」が、もっとも重要だと思います。あとは、プレイ時間。子供と遊ぶのなら、カタログ値で、30~45分ほどのものが適切だと思います(実際には、その1.5~2倍かかると見た方がよい)。
 そして、すごろく風のゲームであれば、ギャップが少なく楽しめるかもしれません。「ルクソール(Luxor)」は、ピラミッド内の探検をテーマにしており、使用物品もにぎやかで、子供ウケが良さそうです(詳細な説明は、→こちらの記事)。サイコロの代わりに、手札のカードを出して、その数字ぶんだけ、自分のコマを進めます。カードの引き運はありますが、自分で選ぶ選択肢があるので、自分なりの作戦を楽しめるゲームです。すごろく式ですが、最初にゴールした人が勝ちでなく、得点の高い人が勝ちです。難点は、だいぶお高い(すごろくや:5500円、日本語説明書付き)ところです。4000円前後で売っていれば、購入をオススメできます。
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3)価格低め、カードゲームはどうか?
 ボードゲームとなると、中心価格帯が6000円前後となり、はじめての購入では、リスクが高いです。そこで、本格ボードゲームを試す前に、カードゲームで様子を見るのもよいかもしれません。ドイツゲームらしい「戦略性」を試すならば、「センチュリー:ゴーレム(Century: Golem)」は、いかがでしょうか。ファンタジーの世界が舞台で、魔法のクリスタルを集め、巨人・ゴーレムを作るゲームです。子供の関心を引きやすいテーマだと思います。イラストや、クリスタルのコマもきれいで、見た目も楽しげです。カード主体のゲームではありますが、共通の場であるカード売場や、クリスタルを置く個人倉庫があり、ボードゲームと類似した要素を持っています。完全日本語版が普通に入手でき、実売価格が4000円弱です。なんとか買えるレベルではないでしょうか。実際に遊んだレビューは→こちら
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4)私が遊んだ中でナンバーワンはこれ!
 個人的な暫定ナンバーワンであれば、間違いなく「カカオ(Cacao)」です。自分としては、「世界一おもしろいゲーム」だと思っています。内容詳細は、→こちらの記事に書きました。タイルを並べることで、カカオを収穫したり売ったりするゲームです。最終的に、もっともお金を稼いだ人が勝ちで、シンプルで分かりやすい。複数の収入源があるので、作戦が必要です。45分程度で、とても遊びやすい、私のお気に入りです。日本語説明書が付いた商品が、約4000円で販売されています。
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5)テーマがハマれば決定的!
 もし、マインクラフトが好きであれば、マイクラのボードゲームがあります。マイクラ好きな、我が家の子供たちは、このゲームへの興味の高さはハンパではありませんでした。ルールがやや煩雑ですが、マイクラへの関心が高ければ、意地でも遊ぼうとするでしょう。マイクラで出てくる敵キャラやアイテムが登場し、楽しく遊べます。キャラクターものでありながら、ドイツゲームの典型的な要素をひととおり兼ねそろえた、秀作です。詳しいレビューは、→こちら。日本語説明書つきで、実売4500円程度。入手性良好です。
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★まとめ:カタンがダメでも、あきらめないで!
 カタンがおもしろいと思えません。なぜダメなのか、考察をしました。

◎カタンが面白くない理由
1)自分の手番でも、何もできないことがある。
2)サイコロを使うので、運だけのゲームに思えてしまう。
3)テーマがピンとこない。見た目が楽しそうでない。
4)いいところで、突然ゲームが終わってしまう。
5)成果が客観的に示されず、上達を感じにくい。

◎はじめてのボードゲーム、これが大事!
1)遊ぶ人が関心を持てるテーマを選ぼう!
2)見た目が楽しそうなものを選ぼう!
3)終了後の勝利点を競うゲームを選ぼう!
4)人生ゲームは遊んでおこう!


 「ボードゲーム=カタン」ではありません。カタンがダメでも、大丈夫です。好みにピッタリのボードゲームを見つけて、楽しい時間を過ごしましょう!


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