ボードゲームの購入を検討する記事です。今回は「ビア・マジカ(Via Magica)」。
★検討にあたって
以下の条件を前提に、ボードゲームを物色しています。候補となった物件について、詳細を検討します。
・遊ぶ相手は、家族(妻、娘10歳、長男7歳、次男4歳)。
・長い期間、繰り返し遊びたい。
・我が家はお金がない。本当に買う必要があるかどうか、厳選したい。
今回の候補は、「ビア・マジカ(Via Magica)」です。
★ゲーム内容の確認
以下項目について、確認を行います。
1)基本情報:プレイ人数、プレイ時間など
2)テーマ:世界観、ゲームのあらまし
3)外観:絵柄、コンポーネントなど
4)ルール:手順概要、特徴的な要素など
5)遊びやすさ:言語依存、リプレイ性など
6)入手性:価格、在庫状況など

1)基本情報
・タイトル:ビア・マジカ / ヴィア・マギカ
・作者: Paolo Mori
・原題:Via Magica
・発売年:2020年
・出版社(一例):Hurrican Games ※
・プレイ人数:2~6人
・プレイ時間:30分
・推奨年齢:7歳以上
※メーカーサイトで商品確認できず
※ローマ帝国を舞台にした「Rise of Augustus(アウグストゥス)」のリメイク版です。
2)テーマ
・年代:不明
・場所:魔法の世界
・プレイヤーの立場:魔法学校の学生
・目的:最終試験で高い成績を修めること。
・行うこと:
・クリスタルを集め、ポータルを開く。
3)外観
・絵柄:海外アニメ映画のようなキャラクター。明るくカラフル。
・コンポーネント:
・カード:ポータルなど 約100枚
・プラ製コマ:クリスタル 約50個
・紙チップ類:精霊など 約20個
・その他:袋 1個
・サイズ感:箱20cm×20cm、ボードなし
4)ルール
以下、英語語版マニュアル(Hurrican Games、2020年版)を参照した情報。
○基本ルール
・ビンゴ(出現マークと同じマークにコマを置く)。
・セットコレクション。
○大まかな手順
1.各プレイヤーは、ポータルカードを3枚持ってスタート。
2.開始プレイヤーは、袋から精霊チップを1個引く。
3.全員は、自分のポータルの同じ精霊マークに、クリスタルを置ける。
4.すべてのマークが埋まった人は、以下を行う。
1)魔法の呪文を叫ぶ。
2)ポータルを完成エリアに移し、次のポータルを受け取る。
3)目標カードを満たしていれば、ボーナスを受け取る。
5.袋からチップを続けて引く。
6.終了チップが出たら終わり。次の人に袋を渡す。
7.誰かがポータル7個を完成した回で、ゲームは終了。
○勝敗
・勝利点が高い人が勝ち。得点源には、以下がある。
・完成したポータルの得点。
・目標達成のボーナス点。
・所定条件で得点を与えるポータルからの得点。
○特徴的な要素
・魔法の呪文は「インカンタトゥーム!(INCANTATUM!)」。
・魔法学校の学長の名前は「アウグストゥス」。
・精霊チップは、種類によって数が異なる。
・ポータルには、永続効果や即時効果を与えるものもある。
・手持ちのクリスタルの数は限られている。
・クリスタルが不足する場合、置いたものを移動できる。
5)遊びやすさ
・言語依存:
・使用物品に文字記載はない。
・プレイ人数依存:
・プレイ人数によらず、同じルールで遊ぶ。
・リプレイ性:
・使用物品変化:毎回、同じ物品を使用する。
・ランダム要素:
・ポータルの出現順はランダム。
・精霊の引きはランダム。
6)入手性
・日本語版:日本語版の存在は確認できない。
・英語版:
・国内アマゾンでは見つからず。
・海外アマゾン(Amazon.com)でも見つからない。
・Miniature Marketで販売あり。約19ドル+送料不明。
※2021/8現在の状況。
★考察:「ビア・マジカ」の魅力と懸念点
魔法世界のビンゴゲーム! 袋からチップを引くのを、全員が期待して待つ。場の一体感を楽しめそうです。
◎魅力を感じた点
・手番待ちがない。いつも自分にチャンスがある。待ち時間で集中力が途切れてしまうようなことがなく、ゲームに専念できそうだ。
・ビンゴのくじを引く楽しさ。袋からゴソゴソとチップを引くのは、楽しくないはずがない。
・単純なルール。考えるのは、どこにクリスタルを置くかだけ。小さい子供(長男7歳、次男4歳)でも、どうすればよいか分からない、という場面がほとんどないだろう。
・絵柄。明るくて楽しげで、子供の食いつきがよさそう。ほぼ同じルールのゲーム「アウグストゥス」のリメイクということだが、そちらは古代ローマが舞台で、見るからにおじさんくさく、子供がぜひ遊びたい、とはならないだろう。見た目はとても大事だ。
・6人まで遊べる。要するにビンゴゲームなので、ワイワイと盛り上がれそう。
・言語依存がない。文字が読めなくてもOK。
◎懸念点
・基本的に、アクションが受動的。考えるのは、どこにクリスタルを置くかだけ。深い戦略は楽しめそうにない。すぐに飽きてしまいそうだ。
・ポータルのキャラクター(魔法の材料らしい)。絵だけで、何を意味しているのか分からないものがある。言語依存があっても、キャラクター名を入れたほうが楽しめたのではないか。
・少人数(2人など)で遊ぶと、寂しそうだ。
・入手性が悪い。2021/8現在、海外アマゾンでも取扱いがない。
★判定結果:「ビア・マジカ」は買うべきか?
以上を踏まえて、「ビア・マジカ」を買うべきかどうか、判定しました。
判定結果:気になる。
※ぜひ買いたい/気になる/うちには必要ない、の3段階評価。
ビンゴをベースにした、全員参加型のゲームで、家族みんなで楽しめそうです。絵柄も明るく楽しげで、気に入りました。 入手性が良くないのが難点ですが、在庫状況を見ながら、購入のタイミングをつかみたいと思います。日本語版の登場にも、期待します。
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★検討にあたって
以下の条件を前提に、ボードゲームを物色しています。候補となった物件について、詳細を検討します。
・遊ぶ相手は、家族(妻、娘10歳、長男7歳、次男4歳)。
・長い期間、繰り返し遊びたい。
・我が家はお金がない。本当に買う必要があるかどうか、厳選したい。
今回の候補は、「ビア・マジカ(Via Magica)」です。
★ゲーム内容の確認
以下項目について、確認を行います。
1)基本情報:プレイ人数、プレイ時間など
2)テーマ:世界観、ゲームのあらまし
3)外観:絵柄、コンポーネントなど
4)ルール:手順概要、特徴的な要素など
5)遊びやすさ:言語依存、リプレイ性など
6)入手性:価格、在庫状況など

1)基本情報
・タイトル:ビア・マジカ / ヴィア・マギカ
・作者: Paolo Mori
・原題:Via Magica
・発売年:2020年
・出版社(一例):Hurrican Games ※
・プレイ人数:2~6人
・プレイ時間:30分
・推奨年齢:7歳以上
※メーカーサイトで商品確認できず
※ローマ帝国を舞台にした「Rise of Augustus(アウグストゥス)」のリメイク版です。
2)テーマ
・年代:不明
・場所:魔法の世界
・プレイヤーの立場:魔法学校の学生
・目的:最終試験で高い成績を修めること。
・行うこと:
・クリスタルを集め、ポータルを開く。
3)外観
・絵柄:海外アニメ映画のようなキャラクター。明るくカラフル。
・コンポーネント:
・カード:ポータルなど 約100枚
・プラ製コマ:クリスタル 約50個
・紙チップ類:精霊など 約20個
・その他:袋 1個
・サイズ感:箱20cm×20cm、ボードなし
4)ルール
以下、英語語版マニュアル(Hurrican Games、2020年版)を参照した情報。
○基本ルール
・ビンゴ(出現マークと同じマークにコマを置く)。
・セットコレクション。
○大まかな手順
1.各プレイヤーは、ポータルカードを3枚持ってスタート。
2.開始プレイヤーは、袋から精霊チップを1個引く。
3.全員は、自分のポータルの同じ精霊マークに、クリスタルを置ける。
4.すべてのマークが埋まった人は、以下を行う。
1)魔法の呪文を叫ぶ。
2)ポータルを完成エリアに移し、次のポータルを受け取る。
3)目標カードを満たしていれば、ボーナスを受け取る。
5.袋からチップを続けて引く。
6.終了チップが出たら終わり。次の人に袋を渡す。
7.誰かがポータル7個を完成した回で、ゲームは終了。
○勝敗
・勝利点が高い人が勝ち。得点源には、以下がある。
・完成したポータルの得点。
・目標達成のボーナス点。
・所定条件で得点を与えるポータルからの得点。
○特徴的な要素
・魔法の呪文は「インカンタトゥーム!(INCANTATUM!)」。
・魔法学校の学長の名前は「アウグストゥス」。
・精霊チップは、種類によって数が異なる。
・ポータルには、永続効果や即時効果を与えるものもある。
・手持ちのクリスタルの数は限られている。
・クリスタルが不足する場合、置いたものを移動できる。
5)遊びやすさ
・言語依存:
・使用物品に文字記載はない。
・プレイ人数依存:
・プレイ人数によらず、同じルールで遊ぶ。
・リプレイ性:
・使用物品変化:毎回、同じ物品を使用する。
・ランダム要素:
・ポータルの出現順はランダム。
・精霊の引きはランダム。
6)入手性
・日本語版:日本語版の存在は確認できない。
・英語版:
・国内アマゾンでは見つからず。
・海外アマゾン(Amazon.com)でも見つからない。
・Miniature Marketで販売あり。約19ドル+送料不明。
※2021/8現在の状況。
★考察:「ビア・マジカ」の魅力と懸念点
魔法世界のビンゴゲーム! 袋からチップを引くのを、全員が期待して待つ。場の一体感を楽しめそうです。
◎魅力を感じた点
・手番待ちがない。いつも自分にチャンスがある。待ち時間で集中力が途切れてしまうようなことがなく、ゲームに専念できそうだ。
・ビンゴのくじを引く楽しさ。袋からゴソゴソとチップを引くのは、楽しくないはずがない。
・単純なルール。考えるのは、どこにクリスタルを置くかだけ。小さい子供(長男7歳、次男4歳)でも、どうすればよいか分からない、という場面がほとんどないだろう。
・絵柄。明るくて楽しげで、子供の食いつきがよさそう。ほぼ同じルールのゲーム「アウグストゥス」のリメイクということだが、そちらは古代ローマが舞台で、見るからにおじさんくさく、子供がぜひ遊びたい、とはならないだろう。見た目はとても大事だ。
・6人まで遊べる。要するにビンゴゲームなので、ワイワイと盛り上がれそう。
・言語依存がない。文字が読めなくてもOK。
◎懸念点
・基本的に、アクションが受動的。考えるのは、どこにクリスタルを置くかだけ。深い戦略は楽しめそうにない。すぐに飽きてしまいそうだ。
・ポータルのキャラクター(魔法の材料らしい)。絵だけで、何を意味しているのか分からないものがある。言語依存があっても、キャラクター名を入れたほうが楽しめたのではないか。
・少人数(2人など)で遊ぶと、寂しそうだ。
・入手性が悪い。2021/8現在、海外アマゾンでも取扱いがない。
★判定結果:「ビア・マジカ」は買うべきか?
以上を踏まえて、「ビア・マジカ」を買うべきかどうか、判定しました。
判定結果:気になる。
※ぜひ買いたい/気になる/うちには必要ない、の3段階評価。
ビンゴをベースにした、全員参加型のゲームで、家族みんなで楽しめそうです。絵柄も明るく楽しげで、気に入りました。 入手性が良くないのが難点ですが、在庫状況を見ながら、購入のタイミングをつかみたいと思います。日本語版の登場にも、期待します。
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