ボードゲームの購入を検討する記事です。今回は「ルクソール(Luxor)」。
→購入レビュー:カードすごろく「ルクソール」を子供と遊ぶ
★検討にあたって
以下の条件を前提に、ボードゲームを物色しています。候補となった物件について、詳細を検討します。
・遊ぶ相手は、家族(妻、娘10歳、長男7歳、次男4歳)。
・長い期間、繰り返し遊びたい。
・我が家はお金がないので、本当に買う必要があるかどうか、厳選したい。
今回の候補は、「ルクソール(Luxor)」です。
★ゲーム内容の確認
以下項目について、確認を行います。
1)基本情報:プレイ人数、プレイ時間など
2)テーマ:世界観、ゲームのあらまし
3)外観:絵柄、コンポーネントなど
4)ルール:手順概要、特徴的な要素など
5)遊びやすさ:言語依存、リプレイ性など
6)入手性:価格、在庫状況など

1)基本情報
・タイトル:ルクソール
・作者: Ruediger Dorn
・原題:Luxor
・発売年:2018年
・出版社(一例):Queen Games [1]
・プレイ人数:2~4人
・プレイ時間:45分
・推奨年齢:8歳以上
[1]Queen Games: Luxor, Basic Game
2)テーマ
・年代:不明(1900年頃?)
・場所:エジプト、ルクソール神殿
・プレイヤーの立場:遺跡の探検隊
・目的:遺跡を探検し、宝物を見つけること。
・行うこと:
・遺跡を進めて、倒れた仲間を復活させる。
・道中にある宝を集める。
・王の棺があるゴールに到達する。
3)外観
・絵柄:アメコミ風の絵柄、彩度の高い色使い。
・コンポーネント:
・ボード:メインボード1個、サブボード2個
・カード:移動用カード 55枚
・紙製タイル:各種イベント 約60個
・紙製チップ:鍵、宝物など 約70個
・木製コマ:隊員、マーカー 8個
・その他:サイコロ 1個
・サイズ感:箱30cm×30cm(英語版)、ボード=40cm×40cm程度?(推定)
4)ルール
以下、英語語版マニュアル(Queen Games、2018年版)を参照した情報。
○基本システム
・数字カード選択による、すごろく。
○大まかな手順
1.開始プレイヤーから、時計回りで手番を繰り返す。
2.手札5枚の左端か右端のカードだけ出せる。
3.出したカードにしたがい、以下いずれかを行う。
イ)隊員1人を、数字の数だけ前進。
ロ)隊員1人を、1歩前進または1歩後退。
ハ)隊員1人を、サイコロの数だけ前進。
ニ)特殊効果カード。複数隊員を動かせる、など。
4.止まったマスのアクションを行う。
5.カード1枚を引き、手札の中央に補充する。
6.いずれか2人の隊員がゴールしたら、ゲーム終了。
○勝敗
・ゲーム終了後、以下の要素から点数を計算する。
1)ゲーム中に得た得点:宝物など。
2)ゲーム後に得る得点:隊員の到達マス、宝物など。
○アクション
a)宝物を得る。
b)スカラベを得る。
c)特殊効果カードを得る。
d)トンネルでワープする。
e)鍵を得る。
f)指定数だけ前進する。
g)ゴール:王の棺を得る。
○特徴的な要素
・分岐のない、すごろくのようなマップを進めていく。
・マスはタイルで構成され、毎回配置が異なる。
・ゲーム中、タイルが除かれたり、変更されたりする。
・各プレイヤーは、最初、隊員2人を持ってスタート。
・隊員は、いずれか1人を選んで進める。
・道中、寝ている隊員のマスを通過すると、その隊員が復活する。
・復活した隊員は、スタート地点からスタート。
・宝をとるときは、指定数の隊員が、同じマスにいる必要がある。
・手札は5枚。左端か右端だけを使える。
・手札の補充時、新しいカードは中央に入る。
5)遊びやすさ
・言語依存:
・文字情報は、使用しない(数字のみ使用)。
・地名などの記載もない。
・プレイ人数依存:
・プレイ人数によるルールの違いはない。
・リプレイ性:
・使用物品変化:毎回、同じ物品を使う。
・ランダム要素:
・すごろくマスを構成するタイルの初期配置はランダム。
・スカラベの点数はランダム。
・カードの引きはランダム。
・サイコロで歩数を決めるカードがある。
6)入手性
・日本語版:
・日本語版の発売は、確認できなかった。
・英語版:
・国内サイトはアマゾン。並行輸入品、約7000円。
・海外Amazon.comで入手性良好。約45ドル+送料17ドル。
※2021/7現在の状況。
★考察:「ルクソール」の魅力と懸念点
インディージョーンズ的な遺跡探検ゲームは数多くあります。本ゲームは、カードを使った「すごろく」で、直感的に遊べそうです。基本システムは、懐かしい国内版ボードゲーム「お化け屋敷ゲーム」「ドラキュラゲーム」に似た感じでしょうか。しかし、すごろくのマスを構成するのがタイルで、毎回、違う配置で楽しめます!
◎魅力を感じた点
・カードを出して進むだけの、直感的でシンプルなルール。小さい子供たち(長男7歳、次男4歳)も楽しめるのでは。
・左右のカードしか出せない。中央のカードにいかにつなげるか、考えるのが楽しそうだ。
・複数の隊員を動かし、隊員が増えていくシステム。どの隊員を動かすか、悩ましさを楽しめそう。
・遺跡を探検して、お宝を集めるというテーマ。これだけでワクワクする。
・文字記載がない。日本語が読めなくてもOK。説明書も和訳済みなので、問題なし。
・すでに持っている、「ロストシティ:ボードゲーム」と比べて、要素が多く、にぎやかに楽しめそう。
◎懸念点
・カード5枚を、順序を変えずに保持する必要がある。小さい子供(長男7歳、次男4歳)には、カードを広げて片手で持つ、というのは、けっこう難しい。おそらく、うまくできないのでは。
・選択肢が少なそうで、実は多い。2枚のカード×隊員最大5人となり、10通りの組み合わせがある。長考族が揃う我が家では、意外とプレイ時間がかかるのでは。
・すでに持っている、「ロストシティ:ボードゲーム」と、設定もシステムも似通っている。カードを出して、探検して、宝を集めるゲームであれば、ロストシティがあれば、じゅうぶんな気がする。
★判定結果:「ルクソール」は買うべきか?
以上を踏まえて、「ルクソール」を買うべきかどうか、判定しました。
判定結果:気になる。
※ぜひ買いたい/気になる/うちには必要ない、の3段階評価。
このゲームを知ったのが、「ロストシティ:ボードゲーム」を買った後でした。ルクソールは、物品がにぎやかで、見た目の楽しさがあり、ロストシティをしのいでいると思います。もし当時、2つを比べていたなら、こっちを買っていたかもしれません。
しかし実際には、手元に「ロストシティ:ボードゲーム」があり、稼働率も高い状況です。この状況下で、ルクソールを買うだけの余裕は、我が家にはないのでした。機会を見て、再検討します。
★追記 2023/1/9:買いました。
この後、「ルクソール」を買いました。「ロストシティ:ボードゲーム」に比べて、軽く遊べて物品もにぎやか。子供と遊ぶのが格段に楽しいです。
→購入レビュー:カードすごろく「ルクソール」を子供と遊ぶ
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★検討にあたって
以下の条件を前提に、ボードゲームを物色しています。候補となった物件について、詳細を検討します。
・遊ぶ相手は、家族(妻、娘10歳、長男7歳、次男4歳)。
・長い期間、繰り返し遊びたい。
・我が家はお金がないので、本当に買う必要があるかどうか、厳選したい。
今回の候補は、「ルクソール(Luxor)」です。
★ゲーム内容の確認
以下項目について、確認を行います。
1)基本情報:プレイ人数、プレイ時間など
2)テーマ:世界観、ゲームのあらまし
3)外観:絵柄、コンポーネントなど
4)ルール:手順概要、特徴的な要素など
5)遊びやすさ:言語依存、リプレイ性など
6)入手性:価格、在庫状況など

1)基本情報
・タイトル:ルクソール
・作者: Ruediger Dorn
・原題:Luxor
・発売年:2018年
・出版社(一例):Queen Games [1]
・プレイ人数:2~4人
・プレイ時間:45分
・推奨年齢:8歳以上
[1]Queen Games: Luxor, Basic Game
2)テーマ
・年代:不明(1900年頃?)
・場所:エジプト、ルクソール神殿
・プレイヤーの立場:遺跡の探検隊
・目的:遺跡を探検し、宝物を見つけること。
・行うこと:
・遺跡を進めて、倒れた仲間を復活させる。
・道中にある宝を集める。
・王の棺があるゴールに到達する。
3)外観
・絵柄:アメコミ風の絵柄、彩度の高い色使い。
・コンポーネント:
・ボード:メインボード1個、サブボード2個
・カード:移動用カード 55枚
・紙製タイル:各種イベント 約60個
・紙製チップ:鍵、宝物など 約70個
・木製コマ:隊員、マーカー 8個
・その他:サイコロ 1個
・サイズ感:箱30cm×30cm(英語版)、ボード=40cm×40cm程度?(推定)
4)ルール
以下、英語語版マニュアル(Queen Games、2018年版)を参照した情報。
○基本システム
・数字カード選択による、すごろく。
○大まかな手順
1.開始プレイヤーから、時計回りで手番を繰り返す。
2.手札5枚の左端か右端のカードだけ出せる。
3.出したカードにしたがい、以下いずれかを行う。
イ)隊員1人を、数字の数だけ前進。
ロ)隊員1人を、1歩前進または1歩後退。
ハ)隊員1人を、サイコロの数だけ前進。
ニ)特殊効果カード。複数隊員を動かせる、など。
4.止まったマスのアクションを行う。
5.カード1枚を引き、手札の中央に補充する。
6.いずれか2人の隊員がゴールしたら、ゲーム終了。
○勝敗
・ゲーム終了後、以下の要素から点数を計算する。
1)ゲーム中に得た得点:宝物など。
2)ゲーム後に得る得点:隊員の到達マス、宝物など。
○アクション
a)宝物を得る。
b)スカラベを得る。
c)特殊効果カードを得る。
d)トンネルでワープする。
e)鍵を得る。
f)指定数だけ前進する。
g)ゴール:王の棺を得る。
○特徴的な要素
・分岐のない、すごろくのようなマップを進めていく。
・マスはタイルで構成され、毎回配置が異なる。
・ゲーム中、タイルが除かれたり、変更されたりする。
・各プレイヤーは、最初、隊員2人を持ってスタート。
・隊員は、いずれか1人を選んで進める。
・道中、寝ている隊員のマスを通過すると、その隊員が復活する。
・復活した隊員は、スタート地点からスタート。
・宝をとるときは、指定数の隊員が、同じマスにいる必要がある。
・手札は5枚。左端か右端だけを使える。
・手札の補充時、新しいカードは中央に入る。
5)遊びやすさ
・言語依存:
・文字情報は、使用しない(数字のみ使用)。
・地名などの記載もない。
・プレイ人数依存:
・プレイ人数によるルールの違いはない。
・リプレイ性:
・使用物品変化:毎回、同じ物品を使う。
・ランダム要素:
・すごろくマスを構成するタイルの初期配置はランダム。
・スカラベの点数はランダム。
・カードの引きはランダム。
・サイコロで歩数を決めるカードがある。
6)入手性
・日本語版:
・日本語版の発売は、確認できなかった。
・英語版:
・国内サイトはアマゾン。並行輸入品、約7000円。
・海外Amazon.comで入手性良好。約45ドル+送料17ドル。
※2021/7現在の状況。
★考察:「ルクソール」の魅力と懸念点
インディージョーンズ的な遺跡探検ゲームは数多くあります。本ゲームは、カードを使った「すごろく」で、直感的に遊べそうです。基本システムは、懐かしい国内版ボードゲーム「お化け屋敷ゲーム」「ドラキュラゲーム」に似た感じでしょうか。しかし、すごろくのマスを構成するのがタイルで、毎回、違う配置で楽しめます!
◎魅力を感じた点
・カードを出して進むだけの、直感的でシンプルなルール。小さい子供たち(長男7歳、次男4歳)も楽しめるのでは。
・左右のカードしか出せない。中央のカードにいかにつなげるか、考えるのが楽しそうだ。
・複数の隊員を動かし、隊員が増えていくシステム。どの隊員を動かすか、悩ましさを楽しめそう。
・遺跡を探検して、お宝を集めるというテーマ。これだけでワクワクする。
・文字記載がない。日本語が読めなくてもOK。説明書も和訳済みなので、問題なし。
・すでに持っている、「ロストシティ:ボードゲーム」と比べて、要素が多く、にぎやかに楽しめそう。
◎懸念点
・カード5枚を、順序を変えずに保持する必要がある。小さい子供(長男7歳、次男4歳)には、カードを広げて片手で持つ、というのは、けっこう難しい。おそらく、うまくできないのでは。
・選択肢が少なそうで、実は多い。2枚のカード×隊員最大5人となり、10通りの組み合わせがある。長考族が揃う我が家では、意外とプレイ時間がかかるのでは。
・すでに持っている、「ロストシティ:ボードゲーム」と、設定もシステムも似通っている。カードを出して、探検して、宝を集めるゲームであれば、ロストシティがあれば、じゅうぶんな気がする。
★判定結果:「ルクソール」は買うべきか?
以上を踏まえて、「ルクソール」を買うべきかどうか、判定しました。
判定結果:気になる。
※ぜひ買いたい/気になる/うちには必要ない、の3段階評価。
このゲームを知ったのが、「ロストシティ:ボードゲーム」を買った後でした。ルクソールは、物品がにぎやかで、見た目の楽しさがあり、ロストシティをしのいでいると思います。もし当時、2つを比べていたなら、こっちを買っていたかもしれません。
しかし実際には、手元に「ロストシティ:ボードゲーム」があり、稼働率も高い状況です。この状況下で、ルクソールを買うだけの余裕は、我が家にはないのでした。機会を見て、再検討します。
★追記 2023/1/9:買いました。
この後、「ルクソール」を買いました。「ロストシティ:ボードゲーム」に比べて、軽く遊べて物品もにぎやか。子供と遊ぶのが格段に楽しいです。
→購入レビュー:カードすごろく「ルクソール」を子供と遊ぶ
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