ボードゲームの購入を検討する記事です。今回は「ブラス:バーミンガム(Brass: Birmingham」。
Brass Birmingham:Japanese rules in hand (「ブラス:バーミンガム」日本語ルール)
★検討にあたって
以下の条件を前提に、ボードゲームを物色しています。候補となった物件について、詳細を検討します。
・遊ぶ相手は、家族(妻、娘10歳、長男7歳、次男4歳)。
・長い期間、繰り返し遊びたい。
・我が家はお金がない。本当に買う必要があるかどうか、厳選したい。
今回の候補は、「ブラス:バーミンガム(Brass: Birmingham)」です。
★ゲーム内容の確認
以下項目について、確認を行います。
1)基本情報:プレイ人数、プレイ時間など
2)テーマ:世界観、ゲームのあらまし
3)外観:絵柄、コンポーネントなど
4)ルール:手順概要、特徴的な要素など
5)遊びやすさ:言語依存、リプレイ性など
6)入手性:価格、在庫状況など

1)基本情報
・タイトル:ブラス バーミンガム
・作者: Matt Tolman, Martin Wallace, Gavan Brown
・原題:Brass Birmingham
・発売年:2018年
・出版社(一例):Roxley Games [1]
・プレイ人数:2~4人
・プレイ時間:60~120分
・推奨年齢:14歳以上
[1]Roxley Games: Brass: Birmingham
この「ブラス・バーミンガム(白ブラス)」には、姉妹編の「ブラス・ランカシャー(黒ブラス)」というものがあるとのこと。白ブラスは、黒ブラスに比べて、プレイヤー間の直接的な競争が緩和され、マイルドな遊び心地になっているらしいです。
2)テーマ
・年代:産業革命の時代(1770-1870年)
・場所:イギリス・イングランド中西部
・プレイヤーの立場:有力な起業家。
・目的:産業を発展させること。
・行うこと:
・炭鉱や製鉄所を開発し、資源を供給する。
・繊維・機械・陶器等を工場で生産し、利益を高める。
・運河や鉄道を開発し、商圏を広げる。
3)外観
・絵柄:暗めの色使い、重厚な雰囲気。
・コンポーネント:
・ボード:メインボード1枚、個人ボード4枚
・カード:場所・産業など 約80枚
・木製コマ:資源など 約70個
・紙製タイル:産業、路線など 約250個
・紙製チップ:コイン 約80個
・サイズ感:箱30cm×30cm、ボード=60cm×60cm程度?(推定)
4)ルール
以下、英語語版マニュアル(Roxley Games、2018年版)を参照した情報。
○大まかな手順
1.運河時代・鉄道時代の2つの時代がある。
2.各時代はラウンド制。
3.開始プレイヤーから、時計回りで手番をとる。
4.手番では、以下いずれかから2アクションを行う。
a)カードを使って、起業アクションを実行する。
b)カードを捨てて、他のアクションを実行する。
カードを補充して、手番は終了。
5.全員が1手番ずつ終えたら、ラウンドは終了。
6.ラウンド終了時、収入トラックにしたがい現金を得る。
7.山札が尽きたら、運河時代(8~10ラウンド)が終わる。
8.一部ルールが違う鉄道時代を、同様に行う。
9.鉄道時代を終えたら、ゲームは終了。
○アクション
a)起業アクション:カードを1枚使う。
・個人ボードの産業タイルを、ゲームボードに設置できる。
・必要な資源は、ボード上の場所から調達が必要。
・カードの種類により、配置できるタイル種類、場所が定まる。
b)その他のアクション:カードを1枚捨てる。
イ)拡大:経路タイルをボードに設置する。
ロ)販売:工場の製品を取引先に売る。
ハ)発展:個人ボードの産業タイル1枚を捨てる。
ニ)調査:手札2枚を万能カードと交換する。
ホ)借金:収入を減らし、現金を得る。
ヘ)パス。この場合もカードを捨てる。
○勝敗
・各時代の終了後、以下要素から得点計算を行う。
1)ボードに置いた経路タイルに隣接する得点源。
2)ボードに置いた産業タイルのうち、所定成果を満たしたもの。
・両時代で得点を合計し、もっとも得点が高い人が勝ち!
○特徴的な要素
・運河時代と鉄道時代があり、両時代を続けて行う。
・運河時代の終わりには、連絡タイルがいちどリセットされる。
・運河時代の終わりに、レベルの低い産業タイルは除外される。
・鉄道時代では、連絡タイルの設置コストが増す。
・鉄道時代では、産業タイルの設置制限が緩和される。
・産業タイルを設置するときは、資源をボード上から調達しなければならない。
・石炭:消費地と供給地が経路タイルでつながっていることが必要。
・鉄:経路タイルでつながっていなくてもよい。
・ビール(労働力):供給地が自分のものなら、つながっていなくてもよい。
・産業タイルは、所定条件を満たすと裏返し、収益化される。
・炭鉱・製鉄所:資源が空になると収益化。
・繊維・機械・陶器工場:取引先とつなぎ、商品を売ると収益化。
・収益化すると、①現金収入が増す、②勝利点になる。
・ラウンドの手番は、前ラウンドで使ったお金が少ない順に決まる。
・現金収入を下げて現金を得る「借金」ができる。
5)遊びやすさ
・言語依存:
・地名のみ文字記載。カードとボードの照合に、読む必要がある。
・その他はアイコン表示で、数字以外の文字記載はない。
・プレイ人数依存:
同じ基本ルールで、2~4人用をカバー。
使用カード・タイル枚数が調整される。
・リプレイ性:
・使用物品変化:
・ゲームボードは両面仕様で、昼または夜を選べる。
・ランダム要素:
・取引先タイルの配置はランダム。
・カードの出現順はランダム。
6)入手性
・日本語版:
・アークライトから完全日本語版が出版されている。定価9020円。
・プレミアム価格で、入手性は悪い(アマゾンで約2.5万円!)。
・英語版:
・海外アマゾンで普通に流通。
・Amazon.comでは、本体約70ドル+送料18ドル程度。
※2021/6現在の状況。
★考察:「ブラス・バーミンガム」の魅力と懸念点
「産業革命」という、中年男性のマニア心をくすぐるテーマ。見た目がとにかくカッコウイイ。「難しい」というネット上の評判に気を引き締めていたのですが、実際にルールを和訳してみると、基本コンセプトは思いのほかシンプルでした。ただし、かなり時間のかかりそうな処理が必要で、「煩雑なゲーム」には違いなさそうです。でも、これをスルスルとプレイできれば、自己満足に浸れそうでもあります。要するに、マニア向けです。
◎魅力を感じた点
・資源を払うのでなく、運搬経路を通じて調達するというメカニクス。これは画期的!
・資源の調達元は自分のタイルでなくてもよい。しかし資源を使われたプレイヤーは、タイルから収益を得られる。お互い持ちつ持たれつ、という関係になっている。調和しつつ、敵対しつつもある状況で、あれこれ戦略を考えるのは、面白そうだ。
・複雑に見えるルールも、基本コンセプトが整っており、理解は難しくない。
・ただし、多重的な手続き・条件判定が必要で、手数がかかり面倒である。一方で、これを難なくスムーズにプレイできるようになれば、自己満足にひたれそうだ。上達の喜びも感じられそうである。
・BGGで3位につける、世界的に評価の高いゲーム。
◎懸念点
・アクションの決定に、ものすごく時間がかかりそう。特に、起業アクション(産業タイルを置く)の条件確認が非常に複雑。大まかに以下の順で、建てられる条件を満たすかの判定が必要:①手札のカードから1枚を選ぶ。②カードの条件を満たすようにボード上の場所を選ぶ。③カードと場所の条件を満たすように個人シートの産業タイルを探す。④そのタイルの必要資源を満たすかボードの経路をたどって確認する。⑤所有コインを確認して払えるか確認する。⑥以上②~⑤を、可能性のあるタイルについて繰り返す。⑦さらにすべてのカードについて、②~⑥を繰り返す(2重ループになっている。カード8枚×産業6枚=48ケースの判定である)。
・以上の処理を行って、ようやく自分がどのタイルを設置できうるかが分かる。この上で、どの順でタイルを置くか、別のアクションをどういう手順ではさむか、などを考えなければならない。
・さらに、1手番で2アクションができる。2アクションの順番や内容を考え始めたら、1手番5分では終わらないのではないか。運河時代だけで2~3時間(5分×9ラウンド×3人=135分)かかりそうな懸念がある。(我が家には長考族が多いことも、危険を高めている。)
・そんなわけで、慣れるまでは、条件に合ったタイルを選ぶだけで精一杯だろう。
・以上の困難を乗り越えて、慣れるまで何回もプレイできるかは未知。
・BGGで3位にあることから、相当のマニア向けと推察される。我々のような「ライトなユーザー」には適さない懸念がある。(同4位の「テラフォーミング・マーズ」は我が家に合わず、痛い目を見ている。)
・細かいタイル配置、見るからに薄暗い雰囲気は、明らかに妻の好みから外れている。
★判定結果:「ブラス・バーミンガム」は買うべきか?
以上を踏まえて、「ブラス・バーミンガム」を買うべきかどうか、判定しました。
判定結果:うちには必要ない。
※今すぐ買う/ぜひ買いたい/うちには必要ない、の3段階評価。
美しさを感じる、洗練されたメカニクス。スムーズに遊べれば「ボードゲーム・マニア」を自称できる、ゲーマーズ・ゲームのチャンピオン! しかし我が家のメンバーでは、まったくまともに遊べる気がしません。プレミアム価格なのも、残念です。
サマリーではない、詳細まで網羅した完全版ルールを作成しました。ゲーム中の確認にも便利なように、冗長な記述を省き再整理しました。完全日本語版が入手できなくても、これで大丈夫!(カード・ボードの地名の照合のみ、言語依存あり。)
Brass Birmingham:Japanese rules in hand (「ブラス:バーミンガム」日本語ルール)
※Roxley Gamesの「Brass: Birmingham」英語マニュアル(2018年版)の和訳に沿っています。旧版・別版とは、一部ルールの異なる箇所があるかもしれません。
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★BGGに、日本語版ルールを格納しました。★
Brass Birmingham:Japanese rules in hand (「ブラス:バーミンガム」日本語ルール)
★検討にあたって
以下の条件を前提に、ボードゲームを物色しています。候補となった物件について、詳細を検討します。
・遊ぶ相手は、家族(妻、娘10歳、長男7歳、次男4歳)。
・長い期間、繰り返し遊びたい。
・我が家はお金がない。本当に買う必要があるかどうか、厳選したい。
今回の候補は、「ブラス:バーミンガム(Brass: Birmingham)」です。
★ゲーム内容の確認
以下項目について、確認を行います。
1)基本情報:プレイ人数、プレイ時間など
2)テーマ:世界観、ゲームのあらまし
3)外観:絵柄、コンポーネントなど
4)ルール:手順概要、特徴的な要素など
5)遊びやすさ:言語依存、リプレイ性など
6)入手性:価格、在庫状況など

1)基本情報
・タイトル:ブラス バーミンガム
・作者: Matt Tolman, Martin Wallace, Gavan Brown
・原題:Brass Birmingham
・発売年:2018年
・出版社(一例):Roxley Games [1]
・プレイ人数:2~4人
・プレイ時間:60~120分
・推奨年齢:14歳以上
[1]Roxley Games: Brass: Birmingham
この「ブラス・バーミンガム(白ブラス)」には、姉妹編の「ブラス・ランカシャー(黒ブラス)」というものがあるとのこと。白ブラスは、黒ブラスに比べて、プレイヤー間の直接的な競争が緩和され、マイルドな遊び心地になっているらしいです。
2)テーマ
・年代:産業革命の時代(1770-1870年)
・場所:イギリス・イングランド中西部
・プレイヤーの立場:有力な起業家。
・目的:産業を発展させること。
・行うこと:
・炭鉱や製鉄所を開発し、資源を供給する。
・繊維・機械・陶器等を工場で生産し、利益を高める。
・運河や鉄道を開発し、商圏を広げる。
3)外観
・絵柄:暗めの色使い、重厚な雰囲気。
・コンポーネント:
・ボード:メインボード1枚、個人ボード4枚
・カード:場所・産業など 約80枚
・木製コマ:資源など 約70個
・紙製タイル:産業、路線など 約250個
・紙製チップ:コイン 約80個
・サイズ感:箱30cm×30cm、ボード=60cm×60cm程度?(推定)
4)ルール
以下、英語語版マニュアル(Roxley Games、2018年版)を参照した情報。
○大まかな手順
1.運河時代・鉄道時代の2つの時代がある。
2.各時代はラウンド制。
3.開始プレイヤーから、時計回りで手番をとる。
4.手番では、以下いずれかから2アクションを行う。
a)カードを使って、起業アクションを実行する。
b)カードを捨てて、他のアクションを実行する。
カードを補充して、手番は終了。
5.全員が1手番ずつ終えたら、ラウンドは終了。
6.ラウンド終了時、収入トラックにしたがい現金を得る。
7.山札が尽きたら、運河時代(8~10ラウンド)が終わる。
8.一部ルールが違う鉄道時代を、同様に行う。
9.鉄道時代を終えたら、ゲームは終了。
○アクション
a)起業アクション:カードを1枚使う。
・個人ボードの産業タイルを、ゲームボードに設置できる。
・必要な資源は、ボード上の場所から調達が必要。
・カードの種類により、配置できるタイル種類、場所が定まる。
b)その他のアクション:カードを1枚捨てる。
イ)拡大:経路タイルをボードに設置する。
ロ)販売:工場の製品を取引先に売る。
ハ)発展:個人ボードの産業タイル1枚を捨てる。
ニ)調査:手札2枚を万能カードと交換する。
ホ)借金:収入を減らし、現金を得る。
ヘ)パス。この場合もカードを捨てる。
○勝敗
・各時代の終了後、以下要素から得点計算を行う。
1)ボードに置いた経路タイルに隣接する得点源。
2)ボードに置いた産業タイルのうち、所定成果を満たしたもの。
・両時代で得点を合計し、もっとも得点が高い人が勝ち!
○特徴的な要素
・運河時代と鉄道時代があり、両時代を続けて行う。
・運河時代の終わりには、連絡タイルがいちどリセットされる。
・運河時代の終わりに、レベルの低い産業タイルは除外される。
・鉄道時代では、連絡タイルの設置コストが増す。
・鉄道時代では、産業タイルの設置制限が緩和される。
・産業タイルを設置するときは、資源をボード上から調達しなければならない。
・石炭:消費地と供給地が経路タイルでつながっていることが必要。
・鉄:経路タイルでつながっていなくてもよい。
・ビール(労働力):供給地が自分のものなら、つながっていなくてもよい。
・産業タイルは、所定条件を満たすと裏返し、収益化される。
・炭鉱・製鉄所:資源が空になると収益化。
・繊維・機械・陶器工場:取引先とつなぎ、商品を売ると収益化。
・収益化すると、①現金収入が増す、②勝利点になる。
・ラウンドの手番は、前ラウンドで使ったお金が少ない順に決まる。
・現金収入を下げて現金を得る「借金」ができる。
5)遊びやすさ
・言語依存:
・地名のみ文字記載。カードとボードの照合に、読む必要がある。
・その他はアイコン表示で、数字以外の文字記載はない。
・プレイ人数依存:
同じ基本ルールで、2~4人用をカバー。
使用カード・タイル枚数が調整される。
・リプレイ性:
・使用物品変化:
・ゲームボードは両面仕様で、昼または夜を選べる。
・ランダム要素:
・取引先タイルの配置はランダム。
・カードの出現順はランダム。
6)入手性
・日本語版:
・アークライトから完全日本語版が出版されている。定価9020円。
・プレミアム価格で、入手性は悪い(アマゾンで約2.5万円!)。
・英語版:
・海外アマゾンで普通に流通。
・Amazon.comでは、本体約70ドル+送料18ドル程度。
※2021/6現在の状況。
★考察:「ブラス・バーミンガム」の魅力と懸念点
「産業革命」という、中年男性のマニア心をくすぐるテーマ。見た目がとにかくカッコウイイ。「難しい」というネット上の評判に気を引き締めていたのですが、実際にルールを和訳してみると、基本コンセプトは思いのほかシンプルでした。ただし、かなり時間のかかりそうな処理が必要で、「煩雑なゲーム」には違いなさそうです。でも、これをスルスルとプレイできれば、自己満足に浸れそうでもあります。要するに、マニア向けです。
◎魅力を感じた点
・資源を払うのでなく、運搬経路を通じて調達するというメカニクス。これは画期的!
・資源の調達元は自分のタイルでなくてもよい。しかし資源を使われたプレイヤーは、タイルから収益を得られる。お互い持ちつ持たれつ、という関係になっている。調和しつつ、敵対しつつもある状況で、あれこれ戦略を考えるのは、面白そうだ。
・複雑に見えるルールも、基本コンセプトが整っており、理解は難しくない。
・ただし、多重的な手続き・条件判定が必要で、手数がかかり面倒である。一方で、これを難なくスムーズにプレイできるようになれば、自己満足にひたれそうだ。上達の喜びも感じられそうである。
・BGGで3位につける、世界的に評価の高いゲーム。
◎懸念点
・アクションの決定に、ものすごく時間がかかりそう。特に、起業アクション(産業タイルを置く)の条件確認が非常に複雑。大まかに以下の順で、建てられる条件を満たすかの判定が必要:①手札のカードから1枚を選ぶ。②カードの条件を満たすようにボード上の場所を選ぶ。③カードと場所の条件を満たすように個人シートの産業タイルを探す。④そのタイルの必要資源を満たすかボードの経路をたどって確認する。⑤所有コインを確認して払えるか確認する。⑥以上②~⑤を、可能性のあるタイルについて繰り返す。⑦さらにすべてのカードについて、②~⑥を繰り返す(2重ループになっている。カード8枚×産業6枚=48ケースの判定である)。
・以上の処理を行って、ようやく自分がどのタイルを設置できうるかが分かる。この上で、どの順でタイルを置くか、別のアクションをどういう手順ではさむか、などを考えなければならない。
・さらに、1手番で2アクションができる。2アクションの順番や内容を考え始めたら、1手番5分では終わらないのではないか。運河時代だけで2~3時間(5分×9ラウンド×3人=135分)かかりそうな懸念がある。(我が家には長考族が多いことも、危険を高めている。)
・そんなわけで、慣れるまでは、条件に合ったタイルを選ぶだけで精一杯だろう。
・以上の困難を乗り越えて、慣れるまで何回もプレイできるかは未知。
・BGGで3位にあることから、相当のマニア向けと推察される。我々のような「ライトなユーザー」には適さない懸念がある。(同4位の「テラフォーミング・マーズ」は我が家に合わず、痛い目を見ている。)
・細かいタイル配置、見るからに薄暗い雰囲気は、明らかに妻の好みから外れている。
★判定結果:「ブラス・バーミンガム」は買うべきか?
以上を踏まえて、「ブラス・バーミンガム」を買うべきかどうか、判定しました。
判定結果:うちには必要ない。
※今すぐ買う/ぜひ買いたい/うちには必要ない、の3段階評価。
美しさを感じる、洗練されたメカニクス。スムーズに遊べれば「ボードゲーム・マニア」を自称できる、ゲーマーズ・ゲームのチャンピオン! しかし我が家のメンバーでは、まったくまともに遊べる気がしません。プレミアム価格なのも、残念です。
★日本語版ルール(PDF形式・完全版)★
サマリーではない、詳細まで網羅した完全版ルールを作成しました。ゲーム中の確認にも便利なように、冗長な記述を省き再整理しました。完全日本語版が入手できなくても、これで大丈夫!(カード・ボードの地名の照合のみ、言語依存あり。)
★BGGからダウンロードできます★
Brass Birmingham:Japanese rules in hand (「ブラス:バーミンガム」日本語ルール)
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