カラフルなサイコロを使ったボードゲーム「サグラダ」を買いました。子供たちと遊んだ結果を踏まえて、レビューを書きます。
★カラフルなサイコロで、美しいステンドグラスを作ろう!
「アルマ・マータ(Alma Mater)」に始まった、我が家のボードゲーム・ブームが終わりません。今回、また新しいボードゲームを買ってしまいました。「サグラダ(Sagrada)」という、サイコロを使ったパズル風のアナログゲームです。購入したのは、エンゲームズ(Engames)の日本語版です。
・1~4人用
・プレイ時間:30~45分
・対象年齢:13歳以上(我が家は4歳~遊んでいます。)
・価格:約6000円

プレイヤーは、ステンドグラス職人です。有名な大聖堂「サグラダ・ファミリア」を、最も華麗なステンドグラスで飾ることを目指します。ゲームでは、カラフルなサイコロを、色とりどりのガラスに模して、窓枠を埋めていきます。

購入の決め手は、この半透明のサイコロです。5色が各18個ずつ、合計なんと90個も入っています。このサイコロだけでも、子供たち(娘10歳、長男6歳、次男4歳)が喜ぶのでは、と思いました。

光が当たると、透過したり反射したりして、美しさが増します。気分はいよいよ「ガラス職人」になってきました。

★ルールは簡単! サイコロ配置のパズルゲーム
では、さっそく遊んでみましょう! プレイヤーは最初に、「窓枠ボード」を受けとります。窓枠ボードは3層構造になっていて、下から「窓パターンカード」を差し込めるようになっています。パターンによって要求されるサイコロ配置が異なり、毎回違う条件で遊べます。

90個のサイコロは、袋の中に入っています。これを所定数だけ取り出して、振ります。この「袋から引いて振る」、というアクションが、ワクワク感をかきたてます。何がでるかな~?

1~4人で遊べます。3人プレイのときは、1回につき7個のサイコロを振ります。ここから、プレイ順にしたがって各自1個ずつサイコロを選んで取ります。

取ったサイコロは、窓枠に置きます。ここで、以下の配置制限があります。
・最初のサイコロは、外周(辺・角)のどこかに置く。
・2個目以降は、すでに置いてあるサイコロの周囲8マスのどこかに置く。
・隣(上下・左右)のサイコロと、色または目が同じになってはいけない。
・さらに、窓パターンに示された条件(色・数字)を満たさなければならない。

全員が1個目を置いたら、今度は逆順で、残ったサイコロから1個ずつ取ります(1個は残るので捨てる)。これを10ラウンド繰り返して、窓を埋めていきます。最初は空っぽだった窓のマスが、1個ずつ埋まっていって、まさに「ステンドグラスの模様を作っていく」という感覚を楽しめます。考えながらやっていかないと、サイコロを置ける場所がなくなってしまいます。その場合はパスをしますが、最後の得点が低くなってしまいます。

救済策として、「道具カード」があります。これを使えば、引いたサイコロを振りなおしたり、置いたサイコロの位置を変えたりして、「詰み」を防ぐことができます。道具カードは、最初に所定数をもらえるガラス玉「恩寵トークン」を使って、効果を発動できます。

★得点計算! いちばん優れたステンドグラス職人は誰だ?
こうして10ラウンド後、私のステンドグラスが完成しました。残念ながら、1マス残ってしまいました。

娘10歳、長男6歳は、道具カードをうまく使って、すべてのマスを埋めました! 隣り合う色が異なる制約と、窓パターンに示された色の条件から、自然に美しいステンドグラスが完成する仕組みになっています。

最後に、得点計算があります。ゲーム開始時に、個人目標(非公開)と共通目標(公開)が示されており、これにしたがって計算を行います。内容は、特定の色の出目の合計値が得点になる、1列に並ぶ数字がすべて異なれば所定の点数をもらえる、などです(目標は毎回変わる)。サイコロを並べるときは、基本ルールに加えて、これらの点数が高くなるように、もう一段、頭を使わなければなりません。
結果は、娘70点、私56点、長男53点でした! プレイ時間は、45分ほどでした。

★まとめ:サイコロで窓を埋めていくのが楽しい!
子供たち(娘10歳、長男6歳、次男4歳)と遊んでみて、感想を書きます。
◎良い点
・色とりどりのサイコロが美しい。窓枠ボードもしっかりしていて、高級感がある。
・サイコロをバッグから引いて振る動作が、ワクワク感があって楽しい。
・サイコロで窓枠を1個ずつ埋めていくのは、「ものを作っている」ような楽しみがある。
・ルールが単純。長男6歳でも完璧に理解できる(4歳はやや難)。
・得点アップには、個人目標・共通目標を満たすようにしたり、うまいタイミングで道具カードを使ったりする必要があり、挑戦のしがいがある。
◎悪い点
・価格が高く感じる。サイコロと紙ボードで6000円かぁ。
・ほぼ個人プレイとなり、熱く盛り上がるタイプのゲームではない。
・意外と時間がかかる(およそ15分×人数)。
「サイコロをランダムに引く」「サイコロを振る」という特性上、運の要素が強いです。しかし不思議と、あまり運は気にならず、思考力を重視するパズルゲームとして楽しめます。道具カードがうまく組み込まれているからだと思います。
知育にも役立つかもしれません。6000円という価格が許容できるならば、試してみてもよいのでは。
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★カラフルなサイコロで、美しいステンドグラスを作ろう!
「アルマ・マータ(Alma Mater)」に始まった、我が家のボードゲーム・ブームが終わりません。今回、また新しいボードゲームを買ってしまいました。「サグラダ(Sagrada)」という、サイコロを使ったパズル風のアナログゲームです。購入したのは、エンゲームズ(Engames)の日本語版です。
・1~4人用
・プレイ時間:30~45分
・対象年齢:13歳以上(我が家は4歳~遊んでいます。)
・価格:約6000円

プレイヤーは、ステンドグラス職人です。有名な大聖堂「サグラダ・ファミリア」を、最も華麗なステンドグラスで飾ることを目指します。ゲームでは、カラフルなサイコロを、色とりどりのガラスに模して、窓枠を埋めていきます。

購入の決め手は、この半透明のサイコロです。5色が各18個ずつ、合計なんと90個も入っています。このサイコロだけでも、子供たち(娘10歳、長男6歳、次男4歳)が喜ぶのでは、と思いました。

光が当たると、透過したり反射したりして、美しさが増します。気分はいよいよ「ガラス職人」になってきました。


★ルールは簡単! サイコロ配置のパズルゲーム
では、さっそく遊んでみましょう! プレイヤーは最初に、「窓枠ボード」を受けとります。窓枠ボードは3層構造になっていて、下から「窓パターンカード」を差し込めるようになっています。パターンによって要求されるサイコロ配置が異なり、毎回違う条件で遊べます。

90個のサイコロは、袋の中に入っています。これを所定数だけ取り出して、振ります。この「袋から引いて振る」、というアクションが、ワクワク感をかきたてます。何がでるかな~?


1~4人で遊べます。3人プレイのときは、1回につき7個のサイコロを振ります。ここから、プレイ順にしたがって各自1個ずつサイコロを選んで取ります。

取ったサイコロは、窓枠に置きます。ここで、以下の配置制限があります。
・最初のサイコロは、外周(辺・角)のどこかに置く。
・2個目以降は、すでに置いてあるサイコロの周囲8マスのどこかに置く。
・隣(上下・左右)のサイコロと、色または目が同じになってはいけない。
・さらに、窓パターンに示された条件(色・数字)を満たさなければならない。

全員が1個目を置いたら、今度は逆順で、残ったサイコロから1個ずつ取ります(1個は残るので捨てる)。これを10ラウンド繰り返して、窓を埋めていきます。最初は空っぽだった窓のマスが、1個ずつ埋まっていって、まさに「ステンドグラスの模様を作っていく」という感覚を楽しめます。考えながらやっていかないと、サイコロを置ける場所がなくなってしまいます。その場合はパスをしますが、最後の得点が低くなってしまいます。

救済策として、「道具カード」があります。これを使えば、引いたサイコロを振りなおしたり、置いたサイコロの位置を変えたりして、「詰み」を防ぐことができます。道具カードは、最初に所定数をもらえるガラス玉「恩寵トークン」を使って、効果を発動できます。


★得点計算! いちばん優れたステンドグラス職人は誰だ?
こうして10ラウンド後、私のステンドグラスが完成しました。残念ながら、1マス残ってしまいました。

娘10歳、長男6歳は、道具カードをうまく使って、すべてのマスを埋めました! 隣り合う色が異なる制約と、窓パターンに示された色の条件から、自然に美しいステンドグラスが完成する仕組みになっています。

最後に、得点計算があります。ゲーム開始時に、個人目標(非公開)と共通目標(公開)が示されており、これにしたがって計算を行います。内容は、特定の色の出目の合計値が得点になる、1列に並ぶ数字がすべて異なれば所定の点数をもらえる、などです(目標は毎回変わる)。サイコロを並べるときは、基本ルールに加えて、これらの点数が高くなるように、もう一段、頭を使わなければなりません。
結果は、娘70点、私56点、長男53点でした! プレイ時間は、45分ほどでした。

★まとめ:サイコロで窓を埋めていくのが楽しい!
子供たち(娘10歳、長男6歳、次男4歳)と遊んでみて、感想を書きます。
◎良い点
・色とりどりのサイコロが美しい。窓枠ボードもしっかりしていて、高級感がある。
・サイコロをバッグから引いて振る動作が、ワクワク感があって楽しい。
・サイコロで窓枠を1個ずつ埋めていくのは、「ものを作っている」ような楽しみがある。
・ルールが単純。長男6歳でも完璧に理解できる(4歳はやや難)。
・得点アップには、個人目標・共通目標を満たすようにしたり、うまいタイミングで道具カードを使ったりする必要があり、挑戦のしがいがある。
◎悪い点
・価格が高く感じる。サイコロと紙ボードで6000円かぁ。
・ほぼ個人プレイとなり、熱く盛り上がるタイプのゲームではない。
・意外と時間がかかる(およそ15分×人数)。
「サイコロをランダムに引く」「サイコロを振る」という特性上、運の要素が強いです。しかし不思議と、あまり運は気にならず、思考力を重視するパズルゲームとして楽しめます。道具カードがうまく組み込まれているからだと思います。
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