年末年始、家で過ごす時間を楽しむために、子供と遊べるボードゲームを検討しています。
遊ぶ子供は、娘9歳、長男6歳、次男4歳、の3人です。大人と子供が混ざって遊べるものを探しています。
最近買ったボードゲームに「カタン(Catan)」がありますが、とても時間がかかる(~2時間)、3人以上でないと今ひとつ、小さい子供(4歳)にはルールが難しい、といった点で、いつでも気軽に遊べる、というわけにいきません。

「ねことねずみの大レース(Viva Topo!)」は、子供向けとしてよくできています(紹介記事は→こちら)。4歳から楽しめますが、しかし、運に左右される程度が高すぎて、9歳の娘には物足りないようです。

そこで今回は、年末年始の「ステイホーム」に向けて、あらたなボードゲームを物色しました。
★スピード感抜群! スポーツ風アクションゲーム
最初は、お互いにボールやパックを打ち合う、スポーツのようなゲームです。外でのボール遊びがまだ難しい子供たちでも、球技のような、スリルとスピード感のある争いを楽しめます。
◎ファストラック/パケット
「ファストラック(Fastrack)」[1]および「パケット(Pucket;プケット)」[2]は、ゴムの力を使って、円盤状のパックを空いて陣地に投げ入れるゲームです。「おはじき」と似ていますが、指ではなくゴムを使うので、小さい子供(次男4歳)でも楽しめそうです。すべての玉を敵陣に入れれば勝ち、というルールは、かの名作TVゲーム「ペンギン君ウォーズ」を思い出します。
[1]Blue Orange Games:Fastrack
https://www.blueorangegames.com/index.php/games/fastrack
[2]Et Games Trading:Pucket
https://etgames.co.uk/product/pucket/
ファストラックには、赤色と白色の2種類があり、大きさ・形状は同じ(36cm×22cm)ようです。パケットは高価ですが、大型(52cm×34cm)で堅牢感があり、木の質感を感じさせる外観が魅力です。
・Fastrack: Ready, Aim, Score! (アマゾン4500円、5歳~)
・Fastrack NHL (アマゾン5000円、5歳~)
・Pucket (アマゾン8000円)
◎クラスク
「クラスク(KLASK)」は、磁石を使って盤の下からコマを操作する、ホッケーのような、サッカーのようなゲームです[3]。デンマーク発祥で、世界大会も開催されているらしいです。慣れてくると、スピード感のある、トリッキーなプレイも楽しめるようです。ただ、小さな子供(長男6歳、次男4歳)には、ちょっと難しいかもしれません。
[3]カワダ:Klask the Magnetic Game of Skill
http://www.diablock.co.jp/klask/
日本では、ダイヤブロックで有名な「カワダ」が取り扱っています[1]。値が張りますが、50cm×37cmの立派な筐体で、長く楽しめそうです。スコアボードも付いていて、スマートなデザインです。 ※価格は税込定価、2020/12現在。
・カワダ:KLASK(クラスク) (6600円)
★じっくり慎重に! 手先の器用さを養うゲーム
スピード感はありませんが、指先の精密な作業が必要になるゲームです。あおられることがないので、じっくりと慎重に、道具を扱う練習になりそうです。4歳~6歳の子供たちに、ピッタリな内容に思えます。
◎カヤナック
「カヤナック(KAYANAK)」は、磁石を使った釣りゲームです[4]。 鉄のボールをセットした上に紙をかぶせておき、順番に穴をあけて釣りをして、たくさん釣った人が勝つゲーム、という感じだと思います。子供向けボードゲームで有名なHABA社の製品です。サイコロを振る、穴をあける、糸を穴にたらす、というように、小さな子供が手先を上手に使う練習にも、ちょうど良さそうです。
[4]HABA:Kayanak - An Arctic Adventure
https://www.haba.de/en_DE/kayanak-an-arctic-adventure--007146
木製の釣り竿や、釣った玉を入れるパーツなど、パーツのデザインがヨーロッパらしくて、かわいらしいです。正規代理店があるか分かりません。アマゾンでは、並行輸入品が入手しやすいようです。2~4人で遊べます。
・カヤナック (アマゾン6000円、4歳~)
◎ドロップイット
「ドロップイット(Drop it)」は、四角や三角のタイルを順番に落として、得点を競うゲームです[5]。同じ色・同じ形のタイルと触れてしまうと、点数がもらえません。ルールが単純なので、次男4歳でも遊べそうです。運の要素もあるので、小さい子供とでも、良い勝負ができると思います。
[5]Thoms and Kosmos:Drop It
https://store.thamesandkosmos.com/products/drop-it
取扱いはドイツ発祥のKOSMOS(コスモス)社で、「カタン(Catan)」や「ウボンゴ(Ubongo!)」などのボードゲームが有名な会社です。
・ドロップイット(アマゾン4000円、8歳~)
★正統派! 論理で勝負のボードゲーム
ここまでのゲームは、指先のスキルを競うアクション要素や、偶然の要素が多い製品でした。小さい子供と互角に勝負するには、運の要素があったほうがよいと思います。しかし、運が排除されて、純粋に論理的な思考力を競い合うボードゲームも、魅力的です。娘9歳は囲碁が好きなので、理詰めで遊ぶゲームがあると喜びそうです。ここで紹介するのは、いわゆる「二人零和有限確定完全情報ゲーム」ですよ!
◎コリドール
ギガミック(Gigamic)の「コリドール(Quoridor)」は、自分のコマを一端から他端まで動かせば勝ち、のゲームです[6]。壁を置いて相手の動きをジャマすることもできますが、1ターンでできるのは、自分が動くか、壁を置くかのいずれかだけです。先を読む論理的思考力が要求されるゲームですが、ルールは単純なので、小さな子供とも楽しめそうです。
[6]CAST JAPAN:ギガミック・コリドール
https://www.play-departmentstore.com/fs/castjapan/gigamic/gc006
コリドールには、バリエーションがあります。標準サイズのほか、サイズの小さい「ミニ」、マスの少ない「キッズ」、4歳から楽しめる「ジュニア」があります。個人的には、小さくて場所をとらず、価格も妥当な「ミニ」が魅力的です。2人または4人用。
・コリドール(6600円、6歳~)
・コリドール・ミニ(3740円、8歳~)
・コリドール・キッズ(5720円、5歳~)
・コリドール・ジュニア(3520円、4歳~)
◎ツィクスト
「ツィクスト(TwixT;ツイクスト)」は、囲碁に着想を得たとされる、ユニークな陣取り風ゲームです[7]。桂馬の位置にコマを置くと、コマをブリッジでつなぐことができ、一端から他端までつなげられれば勝ち、というシンプルなルールです。しかし、単純につなげるだけでは相手にジャマをされてしまうので、囲碁でいう「布石」のような戦略が必要になります。遊ぶほどに、魅力が高まりそうなゲームです。6歳&4歳の息子たちが遊ぶのは難しそうですが、模様を描いたり、別の遊び方ができるかもしれません。
[7]ジーピーゲームズ:ツィクスト
http://www.gp-inc.jp/boardgame_twixt.html
このゲーム、以前から気になっていたのですが、長い間絶版になっていました。しかし、朗報です! 2020年10月に、ボードゲームの有名ブランド「GP Games」から、新装版が発売されました。買うなら、今しかないですよ!!
・ツィクスト(4730円)
★まとめ:選んで楽しいボードゲーム!
年末年始、家で過ごす時間を楽しむために、子供たちと遊べるボードゲームを物色しました。以下の3タイプ、どれも魅力的です。
1)反射神経とスピード感! スポーツ風アクションゲーム
2)手先が器用になるかも! 指先で遊ぶゲーム
3)論理的思考力を競う! 運の要素がない対戦ゲーム
どれも違った魅力があり、悩んでしまいます。たくさん買ってしまいそうな気配が…。
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遊ぶ子供は、娘9歳、長男6歳、次男4歳、の3人です。大人と子供が混ざって遊べるものを探しています。
最近買ったボードゲームに「カタン(Catan)」がありますが、とても時間がかかる(~2時間)、3人以上でないと今ひとつ、小さい子供(4歳)にはルールが難しい、といった点で、いつでも気軽に遊べる、というわけにいきません。

「ねことねずみの大レース(Viva Topo!)」は、子供向けとしてよくできています(紹介記事は→こちら)。4歳から楽しめますが、しかし、運に左右される程度が高すぎて、9歳の娘には物足りないようです。

そこで今回は、年末年始の「ステイホーム」に向けて、あらたなボードゲームを物色しました。
★スピード感抜群! スポーツ風アクションゲーム
最初は、お互いにボールやパックを打ち合う、スポーツのようなゲームです。外でのボール遊びがまだ難しい子供たちでも、球技のような、スリルとスピード感のある争いを楽しめます。
◎ファストラック/パケット
「ファストラック(Fastrack)」[1]および「パケット(Pucket;プケット)」[2]は、ゴムの力を使って、円盤状のパックを空いて陣地に投げ入れるゲームです。「おはじき」と似ていますが、指ではなくゴムを使うので、小さい子供(次男4歳)でも楽しめそうです。すべての玉を敵陣に入れれば勝ち、というルールは、かの名作TVゲーム「ペンギン君ウォーズ」を思い出します。
[1]Blue Orange Games:Fastrack
https://www.blueorangegames.com/index.php/games/fastrack
[2]Et Games Trading:Pucket
https://etgames.co.uk/product/pucket/
ファストラックには、赤色と白色の2種類があり、大きさ・形状は同じ(36cm×22cm)ようです。パケットは高価ですが、大型(52cm×34cm)で堅牢感があり、木の質感を感じさせる外観が魅力です。
・Fastrack: Ready, Aim, Score! (アマゾン4500円、5歳~)
・Fastrack NHL (アマゾン5000円、5歳~)
・Pucket (アマゾン8000円)
◎クラスク
「クラスク(KLASK)」は、磁石を使って盤の下からコマを操作する、ホッケーのような、サッカーのようなゲームです[3]。デンマーク発祥で、世界大会も開催されているらしいです。慣れてくると、スピード感のある、トリッキーなプレイも楽しめるようです。ただ、小さな子供(長男6歳、次男4歳)には、ちょっと難しいかもしれません。
[3]カワダ:Klask the Magnetic Game of Skill
http://www.diablock.co.jp/klask/
日本では、ダイヤブロックで有名な「カワダ」が取り扱っています[1]。値が張りますが、50cm×37cmの立派な筐体で、長く楽しめそうです。スコアボードも付いていて、スマートなデザインです。 ※価格は税込定価、2020/12現在。
・カワダ:KLASK(クラスク) (6600円)
★じっくり慎重に! 手先の器用さを養うゲーム
スピード感はありませんが、指先の精密な作業が必要になるゲームです。あおられることがないので、じっくりと慎重に、道具を扱う練習になりそうです。4歳~6歳の子供たちに、ピッタリな内容に思えます。
◎カヤナック
「カヤナック(KAYANAK)」は、磁石を使った釣りゲームです[4]。 鉄のボールをセットした上に紙をかぶせておき、順番に穴をあけて釣りをして、たくさん釣った人が勝つゲーム、という感じだと思います。子供向けボードゲームで有名なHABA社の製品です。サイコロを振る、穴をあける、糸を穴にたらす、というように、小さな子供が手先を上手に使う練習にも、ちょうど良さそうです。
[4]HABA:Kayanak - An Arctic Adventure
https://www.haba.de/en_DE/kayanak-an-arctic-adventure--007146
木製の釣り竿や、釣った玉を入れるパーツなど、パーツのデザインがヨーロッパらしくて、かわいらしいです。正規代理店があるか分かりません。アマゾンでは、並行輸入品が入手しやすいようです。2~4人で遊べます。
・カヤナック (アマゾン6000円、4歳~)
◎ドロップイット
「ドロップイット(Drop it)」は、四角や三角のタイルを順番に落として、得点を競うゲームです[5]。同じ色・同じ形のタイルと触れてしまうと、点数がもらえません。ルールが単純なので、次男4歳でも遊べそうです。運の要素もあるので、小さい子供とでも、良い勝負ができると思います。
[5]Thoms and Kosmos:Drop It
https://store.thamesandkosmos.com/products/drop-it
取扱いはドイツ発祥のKOSMOS(コスモス)社で、「カタン(Catan)」や「ウボンゴ(Ubongo!)」などのボードゲームが有名な会社です。
・ドロップイット(アマゾン4000円、8歳~)
★正統派! 論理で勝負のボードゲーム
ここまでのゲームは、指先のスキルを競うアクション要素や、偶然の要素が多い製品でした。小さい子供と互角に勝負するには、運の要素があったほうがよいと思います。しかし、運が排除されて、純粋に論理的な思考力を競い合うボードゲームも、魅力的です。娘9歳は囲碁が好きなので、理詰めで遊ぶゲームがあると喜びそうです。ここで紹介するのは、いわゆる「二人零和有限確定完全情報ゲーム」ですよ!
◎コリドール
ギガミック(Gigamic)の「コリドール(Quoridor)」は、自分のコマを一端から他端まで動かせば勝ち、のゲームです[6]。壁を置いて相手の動きをジャマすることもできますが、1ターンでできるのは、自分が動くか、壁を置くかのいずれかだけです。先を読む論理的思考力が要求されるゲームですが、ルールは単純なので、小さな子供とも楽しめそうです。
[6]CAST JAPAN:ギガミック・コリドール
https://www.play-departmentstore.com/fs/castjapan/gigamic/gc006
コリドールには、バリエーションがあります。標準サイズのほか、サイズの小さい「ミニ」、マスの少ない「キッズ」、4歳から楽しめる「ジュニア」があります。個人的には、小さくて場所をとらず、価格も妥当な「ミニ」が魅力的です。2人または4人用。
・コリドール(6600円、6歳~)
・コリドール・ミニ(3740円、8歳~)
・コリドール・キッズ(5720円、5歳~)
・コリドール・ジュニア(3520円、4歳~)
◎ツィクスト
「ツィクスト(TwixT;ツイクスト)」は、囲碁に着想を得たとされる、ユニークな陣取り風ゲームです[7]。桂馬の位置にコマを置くと、コマをブリッジでつなぐことができ、一端から他端までつなげられれば勝ち、というシンプルなルールです。しかし、単純につなげるだけでは相手にジャマをされてしまうので、囲碁でいう「布石」のような戦略が必要になります。遊ぶほどに、魅力が高まりそうなゲームです。6歳&4歳の息子たちが遊ぶのは難しそうですが、模様を描いたり、別の遊び方ができるかもしれません。
[7]ジーピーゲームズ:ツィクスト
http://www.gp-inc.jp/boardgame_twixt.html
このゲーム、以前から気になっていたのですが、長い間絶版になっていました。しかし、朗報です! 2020年10月に、ボードゲームの有名ブランド「GP Games」から、新装版が発売されました。買うなら、今しかないですよ!!
・ツィクスト(4730円)
★まとめ:選んで楽しいボードゲーム!
年末年始、家で過ごす時間を楽しむために、子供たちと遊べるボードゲームを物色しました。以下の3タイプ、どれも魅力的です。
1)反射神経とスピード感! スポーツ風アクションゲーム
2)手先が器用になるかも! 指先で遊ぶゲーム
3)論理的思考力を競う! 運の要素がない対戦ゲーム
どれも違った魅力があり、悩んでしまいます。たくさん買ってしまいそうな気配が…。
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