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家と子供と、今日のおじさん(仮)

2017年築の家で、妻+子供3人と過ごす記録です。ほのかに工学テイスト。



AMDのCPUを交換しました。FP2+ソケットのA4-4020(2コア)から、A8-7600(4コア)への交換です。RAW現像ソフトの動作が速くなり、快適になりました。


★このままでは終わらせない!CPU交換に再チャレンジ!
 デジタル一眼での写真の編集のために、オリンパスのRAW現像ソフト「OLYMPUS Workspace」を使っています。このソフトの問題点として、とにかく「動作が遅い」ことを感じています。具体的には、以下2点が問題です。
1)RAW現像速度が遅い。1枚につき、50秒くらいかかる。
2)写真を選択してからの画面表示が遅い。RAW現像中だと、10秒以上かかることもある。

 上の1)については、前回の記事(→こちら)の通り、グラフィックボードの装着(と設定変更)により、解決できました。
 しかし、依然として2)は問題です。とにかく遅いのは、やはり、CPUに問題があると思っています。そして先日、はじめてのCPU交換にチャレンジしました。しかし、結果は失敗だったという記事を書きました(→こちら)。

 前回のCPU交換の失敗は、マザーボードが対応を明記していないCPUを選んだことにありました。そこで今回は、マザーボードの対応表に記載されたCPUを選び、再度CPU交換にチャレンジします。


★マザーボードに対応したCPUを選ぼう!
 今回、CPU交換するパソコンの構成は、以下の通りです。
・購入時期:2015年
・メーカー:マウスコンピューター
・型式:デスクトップパソコン 1401LM-AR310E
・マザーボード:MSI A78M-S01
・CPU:AMD A4-4020 (ソケット形式:FP2+)
・メモリ:DDR3 SDRAM PC3-12800 4GB
・ストレージ:主)SSD 128GB ADATA SP900シリーズ
       副)HDD 500GB 7200rpm
・グラフィック:玄人志向 GF-GT710-E2GB/LP
        (nVidia Geforce GT710 + 2GBメモリ)
・電源:ATX電源 500W
・OS:Windows 8.1 64bit

 購入時期が2015年ということで、マザーボードが古めです。このマザーボード「A78M-S01」は、MSI社の「A78M-E35」の、マウスコンピュータ向けカスタマイズ仕様のようです。AMDのA78チップセットを搭載しています。CPUソケット形式は、「FP2+」です。MSI社のホームページに、対応CPUの一覧表が掲載されています[1]。
[1]MSI:AMD A78マザーボード A78M-E35
https://jp.msi.com/Motherboard/support/A78M-E35#support-cpu

 この対応表によると、AMDのCPU(APU;Acceleraged Processing Unit)として、以下シリーズ(アーキテクチャ)を使用できるようです。
・Kaveri
・Richland
・Trinity

 現在のCPUは、「Richland」シリーズのA-Series「A4-4020」というCPUです。先に購入し、うまく動作しなかったCPU「A8-7670K」は、「Godavari」あるいは「Kaveri Refresh」というアーキテクチャで、対応範囲外となっています。「Refresh」がついたくらいだから、Kaveriと似たようなもの、と考えたのですが、ダメでした。ただ、まったく動作しないわけではなく、ブルースクリーン頻出(2時間に1回くらい)だったので、やっぱり微妙な違いなのでしょう。もしも、対応するBIOSが用意されていれば、動作したのかもしれません。

 そして今回購入したのは、「Kaveri」シリーズの「A8-7600」というCPUです。先の対応表に、対応が明記されています(ただし、当方マザーボードはA78M-S01で、対応表のA78M-E35とは厳密には異なる)。本CPUは4コアですので、現在のA4-4020(2コア)に比べて、動作速度の向上が期待できます。クロック数は3.2GHz→3.1GHzで、同等といえます。「じゃんぱら」という中古ショップで中古品を購入し、送料込みで約5000円でした。
20191230zc102.jpg

 以前に交換失敗したA8-7670Kと並べて、記念撮影です。CPUの箱が並ぶと、なんだかパソコンマニアみたいで、ニヤニヤ笑いが出てしまいます。
20191230zc003.jpg


★拍子抜け!アッサリと完動しました。
 では、さっそく、楽しい交換ターーイム!です。交換手順の詳細は、以前の記事を参考ください(→こちら)。今回は、CPU付属のファン(写真右)でなく、もともと付いていたでっかいファン(写真左)を使いました。シリコーングリース(伝熱マテリアル)も、忘れずに塗布しましょう。
20191230zc200.jpg 20191230zc111.jpg

 そしてドキドキしながら電源オン!今回は、グラフィックボードを装着したまま、電源を入れてみました。前回は、画面真っ暗で動かなかったのですが…。

 無事、画面が表示されました!! 「CPU or Memory Changed!!!」と、CPU交換がされた旨の情報画面が表示されています。[F1]キーを押して、セットアップに入ります。
20191230zc201.jpg

 BIOSからCPUのスペック画面を選ぶと、「AMD A8-7600 Radeon R7, 10Compute Cores 4C+6G」と表示されています。CPUは、きちんと認識されているようです。
20191230zc213.jpg

 そして、Windowsを起動すると、何の問題もなく、何の設定変更も不要で、そのまま普通に動きました。BIOS設定も、ドライバ設定も必要なし。むろん、OSの再セットアップも不要でした。普段通り、何事もなかったように動いています。A8-7670Kで、あれほど頻出していたブルースクリーン画面も、いっさい発生しません。
 
 マザーボードが対応しているCPUを選べば、何の設定変更も不要で、そのままパソコンが動作する、ということが分かりました。

 なお、今回、マザーボードのBIOSは、CPU交換前に、最新版に更新しています。マウスコンピュータのホームページから、ダウンロードプログラムを入手できます(要:パソコンのシリアルコード)。MSI社の純正アップデートプログラムは使用できませんので、ご注意を。
・購入時:E7721AMO v25.1(2014/1/23)
・最新版:E7721 AMO v25.2B4 (2015/3/5)


★やったゼ!処理速度が2倍に向上!!
 そして、性能テストです。ベンチマークソフト「CrystalMark 2004R7」を使いました。以下の組合せで、計4通りを比較します。
・CPU:A4-4020/A8-7600
・グラフィック:CPU内蔵/外付GT710

◎CPU:A4-4020、グラフィック:CPU内蔵・Radeon HD7480D
 まず、交換前のCPUから。基本的なCPU性能は、ALU(整数演算)、FPU(浮動小数点演算)を見ます。それぞれ、21000、15000程度です。グラフィック性能は、D2D(2D描画)、OGL(3D描画)で、各2600、13000程度。
20191230zc900_A4N.jpg

◎CPU:A4-4020、グラフィック:GT710
 グラフィックボードGT710を使用した場合です。ALU、FPUは変化ありませんが、グラフィック性能が、D2D:10000(約4倍)、OGL:29000(約2倍)と、大幅に向上しています。約4000円のグラフィックボードなのですが、CPUオンチップのグラフィックよりも、性能が良いようです。
20191230zc901_A4G.jpg

◎CPU:A8-7600、グラフィック:CPU内蔵・Radeon R7 Series
 そして、交換後のCPU、A8-7600です。まずは、グラボなしから。交換前のCPUに比べて、ALU:45000(約2倍)、FPU:32000(約2倍)と、ダンゼン能力アップしました! ただ、グラフィック性能は、D2D:1900(0.7倍)、OGL:4200(0.3倍)と、特に3D性能がふるいません。GPUのドライバーを最新のものに更新しても、効果はなく、これが実力なのでしょうか。
20191230zc910_A8N.jpg

◎CPU:A8-7600、グラフィック:GT710
 最後に、グラフィックボードを使用した場合。D2D:7500、OGL:29000となり、A4-4020+グラフィックボードのときと、ほぼ同レベルです。ただ、D2Dは0.7倍で、やや劣ります。ともあれ、A8-7600の弱いグラフィックを補い、良い具合になりました。
20191230zc912_A8G_fin.jpg

 以上の通り、A4-4020⇒A8-7600へのCPU換装で、演算能力の約2倍の向上を確認できました。先に交換失敗したA8-7670K(スペック上はA8-7600と同レベル)では、たかだか1.5倍の結果でしたから、やはり、マザーボードが対応していないと、本来の能力を発揮できないということでしょう。


★RAW現像ソフトが快適に動く!!
 そうして、本来の目的である、RAW現像ソフト「Olympus Workspace」の動作です。立ち上げてすぐ感じるのが、表示速度の向上です。画像選択したときや、画質調整したときの画像の表示スピードが、体感でハッキリと向上しています。RAW現像を実行中の操作も、大幅な速度ダウンを感じることなく、実用的な速度で作業できます。やはり、2コア→4コアなので、並列作業に強いのでしょう。狙い通りの効果が得られて、たいへん満足です!
20191230zg12.jpg

 CPU+GPUの組合せを変えて、比較測定をしました。写真5枚をまとめてRAW現像して、1枚あたりの現像速度を比較します。ここで、GT710使用時は、RAW現像ソフトのGPU援用オプションを「ON」にしました。
20191230zg11.jpg

 RAW現像速度の実測結果は、以下の通りとなりました。
・A4-4020+内蔵GPU :53.6秒/枚
・A4-4020+GT710  :12.0秒/枚
・A8-7600+内蔵GPU :27.9秒/枚
・A8-7600+GT710  :11.8秒/枚

 この結果から、内蔵グラフィックでは、A8-7600がA4-4020を凌ぎます(約2倍の速度)。しかし、GT710を援用した場合、RAW現像速度の差は見られません。GPU援用オプションを用いた場合、RAW現像は、グラフィックボードの性能に依存する、ということでしょう。ただ、上述の通り、RAW現像中の編集動作は、A8-7600が圧倒的に優秀です。やはり、RAW現像作業を快適にするには、コア数の多いCPUを使うのがよい、ということになります。


★まとめ:マルチコアCPUで、RAW現像作業が快適に!
 今回の成果をまとめます。
・AMDのCPU、A4-4020⇒A8-7600に、CPU交換した。PC設定の変更は不要で、何もせず、そのまま完全に動作した。以前のA8-7670Kでは、ブルースクリーンが頻出したが、これはマザーボードが対応していなかったためと推察される。
・CPU交換により、処理速度(基本的な演算速度)が約2倍に向上した。2コア→4コアへのコア増の効果を確認できた。
・外付けグラフィックボードを使用した場合、RAW現像速度の向上は見られなかった。
・RAW現像中でもソフトの応答の悪化が少なく、快適な編集作業が可能になった。

 編集作業が快適になったおかげで、たまっていたRAWファイルも、仕分け作業が進みそうです。これまで、閲覧だけでも時間がかかっていましたから、今回の表示速度向上は、たいへん価値が高いと言えます。(5000円でこの効果は、非常に満足です。)

 また、今回得た教訓は、CPU交換するならば、マザーボードに対応が明示されたCPUを選べ!ということです。ネットには、ソケットが合えばなんとかなる、という情報も見られますが、それは「真っ赤なウソ」(あるいは偶然の結果)です。基本中の基本を、しっかり守りましょう。


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