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家と子供と、今日のおじさん(仮)

2017年築の家で、妻+子供3人と過ごす記録です。ほのかに工学テイスト。

 今回は、磁石ブロック「マグフォーマー」の類似品(廉価品)を買う時の、注意点をまとめました。廉価な類似商品の中には、品質が劣る粗悪品があり、磁力が弱かったり、破損しやすかったりして、満足に遊べない危険があります。


★磁石ブロック「マグフォーマー」!
 「マグフォーマー」は、多角形のピースを、磁力で組み立てていく、ブロックのような玩具(3Dマグネットブロック)です。辺の部分に、強力な磁石(ネオジム磁石)が入っています。ピースの形は、正三角形・正方形・正五角形・台形・ひし形・二等辺三角形、などがあります(セットにより内容が異なります)。
 パチパチとくっつけていくだけで、簡単に、立体的な形状ができます。磁石は、辺の中で回転するようになっているので、いつも反発することなく、キッチリとくっつくきます。これは、おもしろい。
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 いきなり立体的に組んでいくだけでなく、別の遊び方もあります。最初に展開図の形からスタートして、持ち上げながら組み立てる方法です。逆に、組み立てた立体を分解することで、「展開図」の勉強の教材にも、使えそうです。


 立体的な組み立ては、3~4歳くらいから(我が家の長男の場合)。平面的にも組めるので、2~3歳から遊べます。そして遊んだあとは、これまたパチパチとくっつけて、コンパクトに収納できます。楽しく遊んで、キチンと片付けもできる、たいへん楽しいおもちゃです。
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★類似品は安いけど、大丈夫なの?
 そんな「マグフォーマー」は、日本では「ボーネルンド」[1]が正規代理店となっているようです。以下は、正規品「マグフォーマー」の一例(アマゾン通販リンク)です。ラインナップの全容は、以前の記事(→こちら)をご参照ください。
[1]ボーネルンド:ボーネルンドオンラインショップ



 ただ、ボーネルンドの正規品マグフォーマーは、価格がちょっと高いのがネックです(1ピースあたり200~300円程度)。そこでネットを見てみると、ずっと値段が安い「類似品」が、わんさと出てきます。廉価品の中には、1ピースあたり100円前後と、相当に安い商品も存在します。商品名として、Kingstar、HannaBlock、Jasonwell、QuadPro、などなど。


 しかし、こうした「類似品」や「廉価品」は、品質で劣る面があるのでは、と心配があります。実際、ネットのクチコミを見ていると、以下のようなネガティブなコメントが、多数見つかります。
・磁力が弱く、組立てたときに崩れやすい。
・パーツが割れやすい、最初から割れていた。
・パーツが欠品していた。
・箱がつぶれていた。
・開封済みの中古品と思われるものが届いた。

※上でアマゾンリンクした商品は一例であり、上述のコメントに相当する商品というわけではありません。

 さらに、アマゾンのユーザーレビューを見ると、ポジティブなコメントのいくつかは、日本語の文法がおかしかったり、他のユーザのネガティブコメントを変に弁護していたりして、「サクラでは?」と疑ってしまうものがあり、この点も気になります。購入を検討する場合は、ぜひ、ネガティブなコメント(星が1つ、2つのコメント)を、確認してください。
 もちろん、すべての類似品が、こうした粗悪品ではありません。ただ、ネット通販のごく限られた記載だけを見て、その商品が粗悪品が、優れた品質の品物なのかを判断するのは、現実的には不可能だと思います。


★実際に買ってみた!「廉価品」の磁力は?
 通販サイトでの、廉価品に対するクチコミは、果たして正当な評価なのか? 我が家には、正規版のマグフォーマーと、廉価な類似品の両方があります。そこで、両方の磁力の差を、確かめてみることにしました。

 廉価版の多くは、正規品と互換性があり、混合して使えます。少し試すだけだと、両製品に差はないように見えます。ところが、しばらく遊んでいると、廉価品は磁石が少々弱く、崩れやすいのが気になってきます。特に、車輪パーツの固定で顕著です。下の動画をご覧ください。


 こうしてみると、廉価品は、明らかに磁力が劣るようです。小さい子供(2~4歳程度)は、まだあまり器用ではありません。シッカリと吸着する正規品でないと、簡単に形が壊れてしまって、長い時間は遊べないかもしれません。実際、我が家の2歳児に、車の形に組み立てて与えたところ、転がし遊びをする間もなく、あっという間に壊してしまいました。

 この磁力の違いは、使用している磁石の違い、特に磁石のサイズに起因します。左3個が廉価品、右3個が正規品の磁石です。正規品の磁石サイズが、ひとまわり大きいことが分かります。つまり、この廉価品では、安くて弱い磁石を使うことで、価格を抑えていたようです。
・廉価品:直径Φ3.6mm×長さ8.5mm
・正規品:直径Φ4.3mm×長さ9.0mm
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★結論:「贈り物」なら「正規品」を購入しよう!
 もちろん、今回磁力を比較したのは、あくまで廉価版の製品のひとつです。すべての廉価版の磁力が劣るわけではないでしょう。ただ、どの廉価版が大丈夫で、どの廉価版が磁力が弱いか、確証の持てる情報がありません。安いには安いなりの理由がある、ということを、踏まえておく必要があります。そして前述の通り、安価品の一部は「粗悪品」でもある可能性があり、部品の破損(磁石の誤飲につながる)、欠品、箱つぶれ等々のリスクがあります。

 子供や孫の入園祝い、誕生日プレゼント、クリスマスプレゼントなどなど。こうした機会に、「長く使ってほしい」「お気に入りのおもちゃになれば」という願いを込めて購入する場合には、失敗は許されません。このような場合に、最も安全な方法は、「信頼のできるブランド」の商品を買うことです。
 すなわち、「国内正規代理店のボーネルンド品」が最善と思われます。または一歩譲って、「並行輸入の海外正規品」の購入が良いでしょう。


(補足)
 反面、自宅用に購入する場合や、ピース数を増やしたい場合などには、価格が2~3倍することを考えると、安価でオトク感のある廉価品を選ぶのも、有力な選択肢です。ただ、やっぱり実際に使ってみると、廉価版の方は崩れやすく、ストレスが溜まります(特に大人が)。個人的には、もう2度と、廉価版は買いたくないです。お財布に余裕があるのであれば、「正規品」がオススメです。


(補足2)
 マグフォーマーおよび類似品のショッピング・サイトを見ていて気になるのが、「特許番号」の表示です。具体的には、次のような表示がなされています。
【特許実施許諾承認取得】本製品は特許権者の実施許諾を受けて販売しています。特許番号:特許第3822062号 特許権者:長岡正夫(島根県出雲市 工房ながおか代表)。
 マグフォーマーで使用されている回転磁石式のブロックは、日本国内で特許されており、その特許は長岡正夫氏が所有しています[2]。そこで、日本国内でこの特許を使用した商品を販売するためには、同氏の許可が必要なのです。(この特許の内容の詳細については、→こちらの記事を参照ください。)
[2]工房ながおか http://magiqup.com/

 一方、「マグフォーマー」の製造者は、韓国企業「ジムワールド(GYMWORLD)」であり、上の特許の発明者(長岡氏)とは、関係がありません。つまり、特許許諾があるからといって、「マグフォーマー」のお墨付きがあるわけではありません。「マグフォーマー(Magformers)」の「商標」を記していない商品は、すべて類似品と考えて下さい。 特に、クリアパーツを使ったカラフルなデザイン、磁石を2つの部品でサンドしたシンプルな構造、円弧上の縁部により2次元と3次元を行き来できる工夫、子供が遊ぶのに最適なサイズなどは、マグフォーマーが最初に導入したものと思われ、商品としての魅力を高めています。(ただ、これらの工夫は、特許権や意匠権で防衛されていないようで、その点で、ジムワールドは相当に悔やんでいることと思われます。)
 類似品のリストが、ジムワールドのサイトにありますので、ご活用ください[3]。また、「MAGFORMERS」をかたる正真正銘の「ニセモノ」もあり、こちらはロゴで判別できるようです。同サイトによると、類似品でもっとも気を付けるべきは「危険性」で、プラスチックが破損しやすい粗悪品では、磁石が飛び出して、小さな子供にとって非常に危ない、と書かれています。
[3]GYMWORLD;MAGFORMERS - Fake Product List
http://www.magformersworld.com/ghome/en/Counterfeit/List.asp

<類似品リスト>(サイト[3]より抜粋)
 IMDEM、MAGMAGIC、MAGMASTERS、NEOFORMERS、MAG-WISDOM、
 MAGSPACE、PLAYMATY、PIGGY BANK STORE、MAG-PLAYER、GIMPO、…


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