家と子供と、今日のおじさん(仮)

2017年築の家で、妻+子供3人と過ごす記録です。ほのかに工学テイスト。


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 とうとう買いました!オリンパスのミラーレス一眼レフ(ノンレフ、マイクロフォーサーズ)用の交換レンズ、「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」です。約5年前に、はじめて一眼カメラを買ってから、ずーーっと欲しかった、広角単焦点レンズですよ! ヨドバシで43000円でした。ポイント4300P+オリンパスの5000円キャッシュバックキャンペーン(2018/8/24~11/2)を合わせて、実質34000円ほどで買えました。
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 使用カメラは、同じくオリンパスの「E-M10 mark3・シルバー」です。レンズ17mmF1.8の銀色は、すこし黄色がかっていて、カメラ本体と色味が違うのですが、大きな違和感はありません。
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 このレンズの購入までに、ずいぶんと悩んだものです。ここまで購入を悩んだ最大の理由が、「子供撮り」の作例が少ないこと。35mm換算焦点距離(画角)34mmというこのレンズ、目に付いたものをサッと撮る、いわゆる「スナップ」がメインの使い方のようです。もちろん「スナップ」には、子供撮りも含まれるのでしょうが、45mmF1.8のように、子供撮りに特化したレンズではありません。

 今回、私と同様の悩みを持つママ・パパの皆さまに向けて、17mmF1.8の「子供撮り作例サンプル」をお届けします。難しいことは考えず、子供たちの「日常」をササッと撮る、ライトユーザー向け作例ですよ! (いわゆるクチコミ/レビュー記事です。)

<使用機材>
・レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
・カメラ:OLYMPUS OM-D E-M10 mark3

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★さあ、子供を撮ろう!
 私がオリ17mmF1.8を購入した目的は、「子供撮り」です。娘7歳、長男4歳、次男2歳を撮ります。これまで、45mmF1.8をメインに使ってきたのですが、子供3人を撮ろうとすると、どうにも使いにくい。もっと広角のレンズを欲しくなった、というわけです。

 まずは、娘7歳と長男4歳が並んだ写真。なにやら2人で楽しそうに話しているところを、自然な感じに撮れました。子供からの距離は2~3メートルでしょうか、ほどよい距離感で、ジャマをせずに撮れます。
<写真はクリックで拡大します。3Mサイズ>
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F1.8、SS1/1250、ISO200;EV+0.7

 さらに、次男2歳が加わった写真です。砂場の「宝探しゲーム」に興じる3人きょうだい。絞りは4.0ですが、もう少し開いてもよいようです。この写真では、背景が少しゴチャゴチャしてしまいました。広角レンズは、意図せず色々なものが写ってしまうことが多いので、上級者向けだと感じます。
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F4.0、SS1/200、ISO200;EV-0.3

 17mmF1.8ならではの特殊機能、「スナップショット・フォーカス」を試してみました。絞りを5.6以上に設定して、ピントリングの目盛りを頼りに、目測でピントを合わせて撮ります。スナップショットフォーカスのためには、ピントリングを手前に引くのですが、このときにピントの設定値が少しずれてしまいます。このため、毎回ピントリングを確認する必要があります。また、絞りを5.6以上に調整する必要もあります。こうした手順から、スナップショットフォーカスと通常のAFを状況に応じて瞬時に使い分けるのは、難しいと感じました。両手が空いている状態では、通常AF+タッチシャッターのほうが、私には便利です。
MZ17smp224.jpg
F5.6、SS1/100、ISO200


★なんでも撮れる!どこでも撮れる!万能レンズ
 換算34mmという画角は、すこぶる使いやすいです。前述のように、子供が複数人並んだ状態はもちろん、ひとりの場合にも、周囲の風景をからめた写真を撮りやすいです。
 和紙の「紙すき」体験に、真剣に取り組む娘。周囲の雰囲気も含めて写せるので、思い出を残す「旅行写真」には最適です。レンズがたいへんコンパクトなので、取り回しがラクチンです。
MZ17smp302.jpg
F2.8、SS1/100、ISO500

 はじめての「活け造り」を、興味深そうに見つめる子供たち。室内でも、テーブルに座ったまま写すことができて、たいへん便利です。F1.8の明るさも、「どこでも撮れる」使いやすさを高めます。ピント合わせ(AF、オートフォーカス)もすこぶる速いので、タッチシャッターとの相性が良好ですよ!(写真では、イカの目にタッチシャッターでピントを合わせました。)
MZ17smp301.jpg
F1.8、SS1/100、ISO2000

 少し引いて撮れば、また違った雰囲気の写真が撮れます。ひとつのレンズで、いろいろな場面をカバーできるというのは、とても嬉しいことですね。
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F4.0、SS1/1600、ISO200


★どこまで絞るか?被写界深度のコントロール
 なんでも撮れる17mmF1.8なのですが、難しいな、と思うのが、「絞り」の設定です。絞り具合によって、撮った写真の雰囲気が、だいぶ変わることがあるのです。
 例えば下の写真は、開放F1.8で撮ったもの。画面の奥に行くにしたがって石の輪郭がボケて、奥行きを感じる写真になりました。背景がボケることで、主役の次男2歳が、引き立っています。
MZ17smp511.jpg
F1.8、SS1/1600、ISO200;EV+0.7

 ところが、似たような人物と背景の配置でも、絞ると様子が変わります。F5.6では、パンフォーカスに近くなり、背景がクッキリしてきます。F5.6に絞った下の写真では、子供2人は「主役」というよりも、背景と一体となった「被写体」の一部になります。「人物」よりも、「場面」のほうに関心がいく写真になりました。
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F5.6、SS1/250、ISO200

 難しい絞りの調整ですが、迷ったときは、F2.8付近が、使いやすいようです。トラクターに載る長男4歳と、それを眺める次男2歳。ピントの周辺はクッキリと、背景はほどよくボケて、「無難な」写真に仕上がります。(でもこれならば、キットレンズでも良いような気がしますが…)
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F2.8、SS1/1000、ISO200

 同じく「とりあえず」F2.8で撮りました。しかし背景がトイレだったりすると、後で見返したときに気になったりしますので、注意注意ですね。
MZ17smp502.jpg
F2.8、SS1/1600、ISO200

 F5.6まで絞ると、パンフォーカス風の写真を撮れます。奥まで並ぶ商店街の様子を、奥までハッキリ撮れました。この17mmF1.8で撮っていると、被写界深度をコントロールする、よい勉強になりそうです。E-M10mk3なら、絞りをダイヤルですぐに調整できますし。(もう一台の所有カメラ、E-PM2は、背面ダイヤルなので、やや調整に手間取ります。)
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F5.6、SS1/100、ISO640


★子供1人写真の使い勝手~45mmF1.8と比較
 17mmF1.8は、画角が広いので、2~3人以上の子供撮りに向いています。しかし、子供1人でも、もちろん使えます。
 2歳になったばかりの次男。主役の子供にはキッチリとピントが合い、かつ背景はほどよくボケて、子供が引き立つ写真を撮れました。ただ、換算34mmの画角だと、かなり近づかないといけません。よく動くようになったので、追いかけるのがひと苦労。この時期の子供ひとりの全身を撮るのには、やはり45mmF1.8のほうが向いています。45mmなら望遠なので、離れた位置から少しカメラの向きを変えるだけで、動き回る子供を簡単に追いかけられるのです(詳しくは、→こちらの記事)。
MZ17smp102.jpg
F1.8、SS1/4000、ISO160;EV+0.7

 「背景ボケ」は、どうでしょうか。葉の間から差し込む光を使った、「キラキラ写真」です。45mmF1.8に比べると、ボケの大きさは約1/2~1/3です。したがって、背景は、ある程度はっきりした形を保ち、かつ広い範囲が写ります。このため、背景の選び方には、ある程度気を配らないとなりません。この写真では、背景が多少ごちゃごちゃした感じではありますが、レンズのおかげでしょうか、汚いボケにはならず、自然な雰囲気に思えます。
MZ17smp104.jpg
F1.8、SS1/1600、ISO200;EV+0.7

 室内、逆光の条件の写真です。肌の陰影が滑らかな階調で表現されており、かわいらしく写せました。今回、安価なレンズガード(マルミ光機・1000円のもの)を使っているのですが、悪影響は感じられません。ただ、条件によっては、明るい部分の輪郭に、色収差の影響と思われる、紫がかった部分が現れることがありました。
MZ17smp111.jpg
F1.8、SS1/100、ISO200;EV+1.0

 F1.8のメリットは、外付けフラッシュのような特別な機材を必要とせず、室内でも気軽に撮れることです。チョコマカと動く子供には、最低でもシャッタースピード1/100は欲しいのですが、キットレンズだとISO値が高くなってしまい、画像の粗さが目立ってきます。F1.8であれば、SS1/100の条件でも、ISO800で撮れました。これならば、シャッタースピードをもう一段上げても大丈夫そうです。
MZ17smp112.jpg
F1.8、SS1/100、ISO800


★まとめ:17mmF1.8で子供撮り!
 まだ1週間ほどしか使っていない17mmF1.8ですが、子供撮りに使ってみた、まとめ感想です。
・キットレンズ(オリ手動14-42mm、ビヨーーンと伸びる)に比べて、コンパクトで使いやすい。
・換算34mmの画角は、子供1人、2人、3人、そして風景まで、さまざまな場面で使える。
・開放F1.8は明るく、室内での子供撮りにも有用性が高い。
・AFがすこぶる速く、タッチシャッターに好適。
・スナップショットフォーカスは、あまり使いみちがなさそうだ。
・絞りの調整によって写真の印象が変わり、被写界深度の勉強ができそう。


 写りですが、私の目では、キットレンズ14-42mmと差が見えません。私が感じるメリットは、①コンパクトさ・軽快さ(沈胴不要、ビヨーンと伸びない)、②開放F1.8の明るさ、の2点です。実売価格4万円は、ちょっと高いですね。キャッシュバック5000円のある今なら、まあ妥当な価格だと思います。

 オリンパス17mmF1.8で、気軽な子供撮りを楽しめそうです。


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